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公開講演会「フランスから見る現代の日本文学―その光と影―」

  • 会場:東京女子大学講堂

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日時 2018年7月5日(木) 10:55~12:25 ※開場10:15

申込不要・聴講無料

定員:500名

主催:東京女子大学比較文化研究所


講師

坂井セシル

日仏会館・フランス国立日本研究所所長
パリ・ディドロ大学教授


講演梗概

 21世紀になって、人間をめぐる環境は著しく変化している。2000年代のデジタルターン、その連鎖による新しいグローバル化において、文化の変遷は続く。その中でも、言語芸術である文学の行方は特に捉えにくい。本という媒体、読書という行為の衰退、知識のネット化、テクストからヴィジュアル環境への推移など、数々の障害が立ちはだかっている。

 しかし、生存の道は様々な形で確認できる。古典文学がすでにカノン化されている、とすれば 、近現代文学の遺産化も進んでおり、選ばれた作家、作品世界が世に残されることは確実である。肝心な文化創生においては、メデイアミックスなどの新しい文学形態が実験台に乗っている。また、一般論として、文学の持つ普遍的な告知と表現の力、フィクションあるいは無限な想像の力、感覚、感情、感動などの内面的な力は、失われることはあるまい。それらの特徴を相対的にフランスから見て、現代の日本文学を考え直してみたい。ローカルからグローバルな世界への飛躍が始まり、可能性に満ちているように見える。周知のように村上春樹や多和田葉子などが多言語翻訳というキーワードを基盤に作品を展開していて、世界文学と日本文学の連携を図っている。同時代の挑戦である。


案内

東京女子大学比較文化研究所

TEL:03-5382-6506(行事案内テープ)