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東京女子大学

人文学科日本文学専攻

日本文学演習Ⅰ・Ⅱ【8クラス】

(野網摩利子教授担当クラスの場合)近代日本の文学が勧善懲悪といった型から脱してゆきながら、周囲の現実を見つめ直すことによって、人間性の犠牲や矛盾を造型化しえたことを捉え直す試みです。

ポイント

  • 取り組むテーマ

    近代戦争がつぎつぎと仕掛けられる時代であった明治期は貧富の差が露呈する時代でもありました。困窮する生活におかれた人間と社会の諸相を調べて直視することで、文学を分析する力を養います。

  • アプローチ・アウトプット

    自分の手持ちの語彙や思考だけでは近代社会を舞台とする文学に迫ることはできません。文献調査の方法を身に付け、文学の示した実態を把握する練習をします。

  • 身につく力・学べること

    近代の下層社会とそこに分け入る文学を分析できるようになります。調査が実って発見した事柄を軸に据え、自分の意見を組み立てられるようになります。これらの訓練を積めば自然と、文学の考察も客観的根拠を基盤として成り立つ近代科学の一種であると理解できるようになるでしょう。

担当教員

  • その他の教員も担当します