人文学科日本文学専攻
言語調査Ⅰ・Ⅱ
方言は、どのような人が、どのような風土で、どのような話し方をしているのかを肌で感じ取ることが重要です。方言調査の方法を学び、山形県庄内地方で、フィールドワーク(方言調査)の実践を行います。
ポイント
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- 取り組むテーマ
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調査対象地域の方言特徴を学び、調査項目の選定を行います。その上で、対面式調査に関する基礎的な知識を養うと同時に調査票の設計を行います。調査で得られた資料を基に個々の方言の意味用法を明らかにすることを目指します。
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- アプローチ・アウトプット
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方言語彙の意味を確定したり、類義語の意味の共通点、相違点を明らかにしたりするために、どのような例文を用いれば質問の意図が伝わるのかを検討していきます。調査結果は、国語辞典のような形式で方言辞典としてまとめます。
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- 身につく力・学べること
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対面調査の方法を実践に即して学ぶことで、地域の文化や慣習と関連させながら方言を捉えることの重要性を学ぶことができます。また、共同作業における責任の担い方や、協力者に対して成果を還元することの必要性を経験することは、将来の社会生活にも役立ちます。