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東京女子大学

心理・コミュニケーション学科

コミュニケーション専攻

人と人、人と社会の関わりを多角的・総合的にとらえ、
グローバル時代の新しい価値を創造する力を身につけます

メディア・情報デザイン・多文化の3つを柱として、人と社会をつなぐコミュニケーションを探究していきます。情報・コミュニケーション技術の発展とグローバル化により、現代社会はますます多様化しています。メディアの影響、ICTとデザイン思考、ダイバーシティの理解、多文化共生社会における日本語教育など、コミュニケーションを多角的に学び、多文化・メディア・情報社会で生きるための知識を身につけます。主体的学びを通して科学的にデータを読み解く分析力、多様な情報メディアを駆使した情報発信力、クリエイティビティを高め、グローバル社会で生きるための多角的なコミュニケーション力を養います。

学べること
メディアコミュニケーション / 情報デザイン / 多文化コミュニケーション / メディア社会論 / デザイン心理 / 文化心理学 / 広告と消費者心理 / ことばと文化 / 日本語教育 / 社会科学の実証研究 / データサイエンス

専門分野

  • メディアコミュニケーション

    変化に富むメディア社会を実証的に分析する方法を学び、メディアメッセージを読み解き、メディアで情報を発信する力を身につけます。

  • 情報デザイン

    デザイン思考でモノや情報、社会を捉え、発想力、表現力、分析力によって新しいコミュニケーションの形を提案します。

  • 多文化コミュニケーション

    多様性を尊重し、誰もが幸せに生きられる多文化共生社会をリードするコミュニケーション力を培います。

学びのポイント

  • 01

    人と社会を結ぶコミュニケーションを多角的にとらえます

    メディア・広告の社会的影響、よりよい情報デザインとインターネットの利用、言葉と文化、文化とコミュニケーションの関わりなど、研究対象は多岐にわたります。こうした学びを通して、変動する多文化・メディア・情報社会において情報発信力を高め、デザイン思考で社会問題を解決し、提案していく力を身につけます。

  • 02

    コミュニケーションの研究方法を実践的に学びます

    メディア、情報デザイン、多文化の領域におけるコミュニケーションの幅広い問題を、科学的に分析していきます。質問紙調査法、質的研究法、内容分析法、談話分析、実験法など、量的・質的データに基づく実証的研究法を、実習を多く取り入れた実践的なカリキュラムでしっかりと学びます。

  • 特色

    • メディア、情報デザイン、多文化の視点から多角的にコミュニケーションを学べます
    • 多様なメディアを活用して情報発信する力、メディア・リテラシーが身に付きます
    • 最先端のICTを用いて、未来型のコミュニケーションをデザインする力が培われます
    • 多様性を尊重し、一人ひとりを大切にした多文化共生社会を創る力が養われます
    • アクティブで自由な学びを通して、新しい発想で世界を変えるリーダーシップが培われます
    • 実証研究からデータを読み解く力、現代社会にふさわしい論理的思考力が身に付きます
  • 身につく力

    • メディアを駆使した情報発信力、メディア・リテラシー
    • 最先端のICTを用いて創造的に社会をデザインする力
    • 多様性を尊重し、物事を多面的にとらえる力
    • データを適切に分析し、論理的に読み解く力

カリキュラム

4年間のカリキュラム概要

  • 1年次

    帳広くコミュニケーション研究の基盤となる知識を身につけます。

  • 2年次

    コミュニケーションを研究するための技法やデ-タ分析を実践的に学びます。

  • 3年次

    コミュニケーションを体系的に学び、メディア、情報デザイン、多文化について理解を深めます。

  • 4年次

    自分の研究テーマに取リ組み、デ-タに基づいた実証的な卒業論文を完成させます。

主な授業内容

  • ♦コミュニケーション学の基礎

    コミュニケーション概論Ⅰ/コミュニケーション概論Ⅱ(メディア)/コミュニケーション概論Ⅱ(情報デザイン)/コミュニケーション概論Ⅱ(多文化コミュニケーション)

    コミュニケーション概論Ⅰでは、コミュニケーション心理学とはどのような学問なのかを扱う範囲と共に理解します。コミュニケーション概論Ⅱの3つの概論は、2年次以降に履修する各領域の特殊講義を理解するための導入的な位置づけとして、各領域の基礎となる理解を養います。

  • 2年次演習(コミュニケーション)

    専門書や学術論文の講読と正確な要約を通して、コミュニケーション研究の基本概念、専門用語を理解します。また、研究に必要な文献を検索するスキル、論旨を発表しディスカッションするスキルを身につけます。

  • ♦メディア

    メディア心理学

    コミュニケーション、情報、メディア、心理といったキーワードが、それぞれどのように結びついているかを、具体的なテーマをあげながら、社会心理学や心理学的知見から考察します。メディアの普及過程と生活・社会への影響、テレビなどの映像メディアが我々の心理や行動にどのような影響をもたらすかを学びます。

  • 広告と消費者心理

    私たちの生活において広告の持つ経済的・社会的意味、社会との関わりについて理解します。また、ネット社会における広告の変容と、そこにおける問題点を把握し、今後の広告のあり方を検討します。

  • ジェンダーとメディア

    メディアに表象されるジェンダーを分析・検討する理論について理解し、ジェンダーの視点からメディアに描かれる男女像や男女関係について批判的に検討する視点を養い、自分自身や社会の中にあるジェンダー意識を再考します。

  • ♦情報デザイン

    Webデザイン

    グラフィック・デザインの基本,Web特有のデザインの基本、スマホサイトのデザインパターンなどを講義と実習で学びながら、Webのプロトタイプを自分で制作することを目標に実践的体験によって学びます。

  • ユニバーサルデザイン

    ユーザのニーズを調査・観察によって抽出し、自分たちでデザインを考えて評価する体験を交え て、「人間中心設計」の考え方をユニバーサルデザインの視点で学びます。使いやすさやアクセシビリティも学びます。

  • ユーザニーズ分析

    アプリ作成時に適切にユーザニーズが分析される重要性を理解し、そのための多様な手法の適用場面と適用方法を習得します。ユーザの要求を的確に把握し、適切に文書として記述するスキルを身につけます。

  • ◆多文化

    文化心理学(文化と自己)

    「自己」をめぐる文化的多様性について、表面的な文化差の指摘にとどまらず、その差が生み出されるプロセスや、文化に特有の行動パターンが果たす機能について検討します。

  • ことばと文化

    文化は言語に、言語は文化に大きな影響を与えています。ことばの使用、特に人へのことばでの働きかけや会話の仕方などに着目し、異なる言語間に見られる共通性と個別性について考察します。

  • 多文化コミュニケーション・デザイン

    多文化化する日本および地域社会におけるさまざまな課題を取り上げ、対話を通してその理解を深めます。そしてそれら課題を解決していくためのコミュニケーション・デザインやファシリテーションの手法を学びます。

  • 日本語教育研究Ⅰ/日本語教育研究Ⅱ

    日本語非母語話者が日本語によるコミュニケーション場面で直面する困難点を意識し、彼らの理解を容易にするための工夫や支援の方法について、学習やコミュニケーションに関する理論の理解とその具体化を通して学びます。そして、実践の基礎となる異文化コミュニケーション能力を養います。

  • ◆研究法

    コミュニケーション研究法入門

    実証研究を行う意義と方法を講義と演習を交えて学びます。この他に、発展的な「コミュニケーション研究法実習」として、「実験法」「内容分析」「質的研究」「社会調査法実習(質問紙調査)Ⅰ・Ⅱ」が設けられています。

  • 社会調査法実習(質問紙調査)Ⅰ・Ⅱ

    社会調査の問題点や限界について理解し、社会調査の方法、分析方法を習得した上で、実践的な質問紙調査を行います。具体的には、仮説を立て、調査を実施し、そこから得られたデータを分析し、報告書を作成します。

主な演習授業

東京女子大学では、特色ある多彩な演習授業を1年次より履修します。
少人数クラスを基本とし、討論や研究発表を行う演習形式の授業を通して、異なる意見と向き合い、協働して問題解決に当たるなど、自ら学び考える力を養います。

2022年度
卒業論文題目より

  • 「ジブリ派」と「ディズニー派」に関する研究
  • パッケージデザインが購買行動に与える影響
  • コロナ禍における女子大学生の友人関係
  • コロナ禍の長期化が大学生の心理に与える影響
  • 部活動アイデンティティに関する研究
  • 若年女性の性的マイノリティに対する態度の研究
  • Instagramの利用と消費者心理の変化
  • 女子大生のジェンダー観とファッション意識の関連
  • モノ消費から体験型消費へ
  • 日越間における褒めの国際比較
  • アバターの色彩が人に与える印象
  • 人間中心設計に基づく情報提供サービス
  • 視覚サインにおける動きの表現
  • 学生が想像する授業と教員が考える授業の違い
  • テレビCMにおけるジェンダー描写の変遷
  • SNSコミュニティにおけるアイドルファンのマウンティング
  • 女子大生のマスク着用に対する意識

専任教員

資格・進路

  • 取得可能な資格

    コミュニケーション専攻の学生は、所定の課程を修了することで、以下の資格を取得できます。

    • 社会調査士

    • 学芸員

  • 卒業後の進路

    • 進路先

      インフラ:東京電力ホールディングス株式会社 / 運輸:株式会社JALスカイ/ANAエアポートサービス株式会社/東日本旅客鉄道株式会社 / 卸売・小売:キヤノンマーケティングジャパン株式会社/稲畑産業株式会社/株式会社ニトリ/株式会社丸井グループ / 教育・医療・福祉:神奈川県国民健康保険団体連合会/埼玉県国民健康保険団体連合会 / 教員・公務員:東京都/警視庁/新宿区 / 金融:株式会社三菱UFJ銀行/東京海上日動火災保険株式会社/りそなグループ/あいおいニッセイ同和損害保険株式会社/明治安田生命保険相互会社 / 広告・コンサル・学術:株式会社リクルート/西村あさひ法律事務所/国立研究開発法人科学技術振興機構/国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構/国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター / サービス:株式会社オリエンタルランド/独立行政法人中小企業基盤整備機構/株式会社星野リゾート・マネジメント / 出版・マスコミ・エンタメ:株式会社USEN-NEXT GROUP/テレビ愛知株式会社/株式会社茨城新聞社/宮城テレビ放送株式会社 / 情報通信:富士通株式会社/日本アイ・ビー・エム株式会社/日本ヒューレット・パッカード合同会社/東京海上日動システムズ株式会社/MS&ADシステムズ株式会社 / 製造・建設:サッポロビール株式会社/株式会社ヤクルト本社/Meiji Seika ファルマ株式会社/日本電気株式会社/株式会社キングジム/株式会社村田製作所 / 不動産・物品賃貸:三井不動産株式会社/三菱地所プロパティマネジメント株式会社 / 進学:東京女子大学大学院 など

    • 主な就職先・進学先(過去3年)

コミュニケーション専攻の
先輩の声