申込不要受付中締切間近終了
東京女子大学

心理・コミュニケーション学科心理学専攻

2年次演習(心理学)A・B【6クラス】

(田中健夫教授担当クラスの場合)担当教員の専門領域をテーマとする文献の講読と発表・質疑応答を通して,心理学の各領域のテーマを深く理解する力をつけていきます。前期と後期でそれぞれ基礎・社会・発達・臨床の,異なる分野のゼミを履修することが推奨されます。

ポイント

  • 取り組むテーマ

    臨床心理学のひとつのゼミでは,乳幼児期の親子の情緒交流を通して,あるいは,児童期から思春期・青年期にかけての対人関係のなかで自己はどのように形成されていくか,あるいはその不全や行き詰まりについての文献を購読し,「問い」にもとづいたディスカッションを行います。後半は5回かけてグループワークをします。

  • アプローチ・アウトプット

    演習授業の後半では児童文学や映画を題材に,そこで取り上げられているテーマに関する考察を深め,発表会をおこないます。グループごとに問いを立て,臨床心理学の概念:たとえば「過剰適応」「いじめ加害者の罪悪感」「喪の作業」などを参照しつつ作品のテーマを読み解いていきます。昨年度は,『西の魔女が死んだ』『聲の形』『ブラックスワン』を受講生は取り上げました。

  • 身につく力・学べること

    私たちの身近な生活の中にある現象と専門用語とを照らし合わせ,実感を通して臨床心理学の概念の理解を深めていくことができます。また,グループ作業では,学生同士で問題意識の違いを感じながら率直にディスカッションし,他者に伝わる発表をするというプレゼンテーションの力をつけることもめざします。

担当教員

  • その他の教員も担当します