●魅力ある教育を紡ぐことば
国際社会学科にコミュニティ構想専攻が新設されることになった。環境と風景、観光とまちづくり、地域経営と地域振興、ジェンダーとひとづくり、サブカルチャー、身近な法制度などのトピックを扱う専攻である。生活圏の体験的な学びをベースにし、実践性をとりいれた新しいリベラル・アーツ教育を工夫することで、学部再編に貢献することをめざしている。
学長、前副学長と審議を重ね、学内の有識者も交えて知恵を出し合い、トピックやアイディアをまとめた。ここでは、案文を作成した作業をふりかえりながら、感じたことを体験談風に語ってみたい。授業科目を設計する際に支えとなったのは、付け焼き刃の知識ではなく、同僚や学生のことばだった。