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現代教養学部長メッセージ

学びのススメ

キャンパスを歩くたびに、その美しさに感動を覚えます。正門を入ると真正面にみえる本館と左右に対象にならんだ歴史的建造物は有形文化財に指定されています。キャンパスには四季折々の花が順繰りに咲き、秋には紅葉が色とりどりの景色を楽しませてくれます。残念ながら、2020年は新型コロナウイルスの影響で、このキャンパスで授業を受けられる学生はほんの一握りでした。その4月には学生・教職員の健康を守るために入構制限をしながら、大学教育の質を維持するという難しい課題を解決するために、東京女子大学はそれこそ全員が一所懸命に遠隔授業に挑戦しました。その結果、およそ8割の授業でビデオ会議によるライブの授業が実現しました。授業アンケートの結果からは、対面で行なっていたときよりむしろ成果が上がった様子も見えてきました。先生たちの熱心な工夫と努力もさることながら、学生たちがそれに応えて学習に力を入れたことがよく分かります。副産物として、学生たちも教職員もICTリテラシが一気に高まりました。なかなかテレワークのすすまない世間より一足お先に、東京女子大学では授業を全部遠隔でできるように変革してしまいました。この先に何が待っているでしょうか?新型コロナウイルスが今後どのように人々の生活を変えていくかは未知数です。ただ、東京女子大学で私たちは、逆境にひるまず、挑戦していく知性を働かせて、未来の世界を築くための学問、知識、スキル、教養を求め続けていくでしょう。予測困難な時代には、汎用的な問題解決能力、学び続ける態度、人生の大事な価値を見失わない「凡そ真なるもの」を覚える心が、つまりリベラル・アーツが求められています。どうぞ東京女子大学に来てください。みなさんと共に、挑戦する知性を磨いていきましょう。


現代教養学部 学部長
小田 浩一