英米を中心に英語圏の文学と文化を通して、世界の「共通語」としての英語の多様性と、言語と社会の関わりについて理解を深めます。英語で書かれた多様な文学を、文化・歴史的背景との関連で学ぶことにより、英語という言語から生み出された文化の本質を考えます。また、英語による発表や表現能力の強化も重要視。プリゼンテーションのコースでは、専門の外国人教師により英語表現能力の向上を図る一方、英語による卒業論文の作成あるいは口頭発表を目標に、各分野での研究成果を効果的に伝える能力を育成しています。
人文学科 英語文学文化専攻
英語および英語による文学・文化の探求を通して知性と感性、そして豊かな表現力を磨きます
学びのポイント
外国人教師による緻密で実践的な教育プログラム
カリキュラムのポイントは英語を修得し、英語で自分の考えを表現できる実力をつけること。特に1年次から3年次まで、英語を母語とする教員による必修科目を通し英語力を積み上げていきます。目標は卒業後に英語を活かして活躍できる力の育成。基礎から鍛え、高度な読解力や表現力を身につけていきます。
少人数編成の授業による発表能力を重んじた指導
演習形式の授業はもとより、英語音声学、英文法などの基礎科目でも、少人数編成のクラスで、きめ細かい指導を行っています。特に演習形式のクラスは、一人ひとりが考える力を養い、身につけた力を試す場。自由なディスカッションを通し、自らの考えを伝え、アピールする能力を磨いています。
文学や映画など多面的なアプローチで英語を理解
グローバル化によって身近になった英語圏の文化の源流を探り、英語によって生み出された多彩な文化と社会を、英語による詩、演劇、小説などの文学、映画やジャーナリズムなどの大衆文化を通して学びます。そして異文化としての英語圏文化を再発見し、真に国際的な人間への成長を目指します。
集大成としての卒論&ファイナル・プリゼンテーション
4年間で磨き上げた知性と感性と英語力は、英語で記す卒業論文、またはファイナル・プリゼンテーションに結実します。英語の多様な側面とその歴史、多彩な英語文化などから、独自のテーマを見つけ、演習で指導を受けながら、卒業論文やファイナル・プリゼンテーションとして仕上げ、成果を披露します。
カリキュラム
人文学科 英語文学文化専攻の教育目標
英語文学文化専攻は、英語文学、英語学、英語文化の分野を横断的に学ぶことによって、英語力を身につけ英語圏文化に関わる知識を広く修め、国際的視野に立った考究の姿勢、応用能力を社会のあらゆる分野に生かし、社会で活躍できる人物の育成を目的とする。
4年間のカリキュラム概要
人文学科 英語文学文化専攻の主な授業内容
英語表現力
3年次特殊演習(英語文学文化)Ⅰ・Ⅱ
3年次必修の授業。英語文学・文化、英語学、カルチュラル・スタディーズ(プリゼンテーション)の3分野に分かれ、研究テーマの選定方法、テーマに応じた資料収集の方法、論理的に議論をすすめる方法などを、演習形式で学びます。
英語圏文化
異文化理解Ⅰ
世界の多様な文化を「異文化」として認識し、その異文化を相互に理解し合い、さまざまな人びととコミュニケーションが可能となることを目標とします。日本語と英語の差異を、また異なる言語を基に成立する文化を理解し、文化的、歴史的、地理的な角度から異文化を学びます。
アメリカ文学
英語文学・文化Ⅰ
英語圏文学・文化をいろいろなテーマに即して読むことで、それらがさまざまな時代の多様な領域の英語圏文化においてどのような意味をもっているかを深く学びます。例えば「性をめぐるアメリカ―19世紀を中心に」と題し、アメリカにおける性の問題の表象を考えます。
イギリス文学
2年次Shakespeare演習 A・B
シェイクスピアの劇作品を楽しく学ぶ演習の授業。時代背景やシェイクスピアの言葉の特徴を学び、作品を原文で読み進めます。グループ発表、台詞の音読、DVD鑑賞などにより、シェイクスピアの繰り広げる「舞台」を疑似体験していきます。
プリゼンテーション
Presentation基礎演習Ⅰ
一人ひとりの学生が、フォーマルなプリゼンテーションを行う基礎を学ぶ、演習形式の入門の授業。プリゼンテーションに成功するために必要な基本的要素を初めに学び、それを実践に活かすため、さまざまなトピックに関して、小さなグループで練習と実践を行います。
英語で書く卒業論文
4 年次特殊演習(英語文学文化)Ⅰ・Ⅱ
The aim of this seminar is to explore theoretical understandings in the field of Cultural Studies and to facilitate their incorporation into researched and documented student work. Topics of special consideration include the concept of culture itself and also identity, ethnicity, race, and gender. Students develop their own research projects and deliver them in the form of a 15-20 page graduation thesis and a formal graduation presentation, both in English.
専任教員(専攻の科目を担当する教員)
2017年度卒業論文題目より
- ・Mother and Daughter in Jane Austen’s Pride and Prejudice
- ・English Education in Nepal: The Current Status and Issues of Lower Secondary School in Nepal
- ・A Study of Cultural Representation of Celtic Fairies in Shakespeare’s A Midsummer Night’s Dream and the Changing Image of Fairies
- ・Vocabulary Learning : Is the Vocabulary Level of the National Center Test Appropriate for Japanese High School Graduates?
- ・Differences of Understanding between American Pronunciation and British Pronunciation
英語文学文化専攻で取得可能な資格
人文学科 英語文学文化専攻の学生は、所定の課程を修了することで、以下の資格を取得できます。
また法にもとづく免許制度はありませんが、日本語教員養成のための課程も設置しています。
学科 | 専攻 | 教育職員免許状 | 学芸員 | 日本語教員養成課程 | 社会調査士 | 認定心理士 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
中学校教諭一種 | 高等学校教諭一種 | ||||||
人文学科 | 英語文学文化専攻 | 外国語(英語) | 外国語(英語) | ● | ● | ― | ― |
大学紹介
学部・大学院
- 現代教養学部2018
- 現代教養学部2017
- 大学院合同研究科会議議長メッセージ
- 大学院 - 人間科学研究科
- 大学院 - 理学研究科
- 特別聴講学生制度(博士前期課程対象)
図書館・各種センター
- 図書館
- キャリア・イングリッシュ・アイランド
- エンパワーメント・センター
- CALL学習センター
- 心理臨床センター
- キリスト教センター
- ボランティア・ステーション
研究
-
研究所・学会
- 比較文化研究所
- 女性学研究所
-
丸山眞男記念比較思想研究センター
- 概要
- 講演会・公開授業等
- 丸山眞男文庫
-
刊行物
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第15号(2020年7月)トリの『センター報告』15号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第14号(2019年6月)トリの『センター報告』14号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第13号 (2018年3月)
- 全事業報告書
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第12号 (2017年3月)
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第11号 (2015年3月)
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第10号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第9号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第8号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第7号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第6号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第4・5号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第3号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第2号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第1号
- Maruyama Masao Center for the History of Ideas(英文)
- 丸山真男纪念比较思想研究中心(中文版)
- 東京女子大学学会
- 研究プロジェクト
- 外部資金〜研究助成・補助金・受託研究・共同研究等〜
- 東京女子大学での研究を希望する方へ
- 公的研究費等の適切な使用・管理のための取組
- 研究活動における不正行為防止の取組
- 利益相反マネジメント
- 人を対象とする研究に関する倫理審査
- 学会開催