メディア、情報デザイン、多文化の3つを柱として、人と社会をつなぐコミュニケーションを探求していきます。情報・コミュニケーション技術の発展とグローバル化により、現代社会はますます多様化しています。メディアの影響、ICTとデザイン思考、ダイバーシティの理解、多文化コミュニケーションとしての日本語教育など、コミュニケーションを多角的に学び、多文化社会や情報社会で生きるための知識を身につけます。そして、主体的な学びを通して科学的にデータを読み解く力、多様な情報メディアを駆使した情報発信する力、クリエイティビティを高め、グローバル社会で生きるための多角的なコミュニケーションの力を養います。
心理・コミュニケーション学科 コミュニケーション専攻(2018年度以降入学者用)
多様化する社会で必要とされるグローバルで多角的なコミュニケーション力の育成を目指します
学びのポイント
人と社会を結ぶコミュニケーションを多角的に捉える
メディア・広告の社会的影響、ことばと文化、文化とコミュニケーションのかかわり、より良い情報デザインとインターネットの利用など、研究対象は多岐にわたります。こうした学びを通して、変動する多文化・メディア・情報社会において、情報発信力を高め、デザイン思考で社会問題を解決し、提案していく力を身につけます。
コミュニケーションの研究方法を実践的に学ぶ
メディア、情報デザイン、多文化の領域におけるコミュニケーションの幅広い問題を、科学的に分析していきます。質問紙調査、実験、内容分析、質的研究など、量的・質的データに基づく実証的研究法を、実習を多く取り入れた実践的なカリキュラムでしっかりと学びます。
カリキュラム
トピックス
・メディア、情報デザイン、多文化を多角的に学べます
・ICTやメディアの多様化に適応したクリエイティブな授業
・未来型コミュニケーションを実践的に学べます
心理・コミュニケーション学科 コミュニケーション専攻の教育目標
コミュニケーション専攻は、刻々と変化するメディア社会、情報社会、多文化社会で生きるために、主体的な学びを通して批判力、発想力を高め、再現性のあるデータに基づいて論理的に思考し、行動できる人物の育成を目的とする。
4年間のカリキュラム概要
カリキュラムの特色
次のような領域における学習ができます。
- ○ SNSを含むメディアリテラシー
- ○ メディアの影響
- ○ 情報通信やインターネットのより良い利用
- ○ ユーザー中心に現代の情報技術社会をデザインする方法
- ○ 多文化共生社会のデザイン
- ○ ダイバーシティを理解するための心理学
- ○ ことばとコミュニケーション
身につく力
- ・情報メディアを駆使した表現力・情報発信力
- ・多様性を理解し、物事を多面的に捉える力
- ・データを適切に分析し、論理的に読み解く力
主な授業内容
コミュニケーション
コミュニケーション研究法入門
コミュニケーション研究は学際的であり、さまざまな学問分野で発達してきた多様な研究方法が用いられています。この授業では、その中で最も重要な研究方法である、質問紙調査法、質的研究法、内容分析法、実験法などを、講義と実習を交えて学んでいくことにより、卒論執筆に向けて基礎的な研究方法を修得することを目指します。また、基本的なデータ分析方法も学びます。
社会
情報
日本語教育研究Ⅱ
日本語教育について、社会的行為としての言語教育という視点と、個人の認知活動としての言語習得という視点の両面からみることにより言語教育を動的に捉える力を養います。学習者の認知や学習行動など、個々の言語習得における多様性や個別性について、認知心理学や教育心理学、異文化間教育学など関連諸領域の研究にも触れつつ、学びます。
心理
メディア
情報
デザイン心理(視覚)
情報技術が進歩し、映像や音声データがデジタル化され、さまざまな通信メディアを通じて人間のコミュニケーションを豊かにしています。そのマルチメディア技術は、人間の視覚・聴覚の情報処理特性に適合するように発展してきました。この講義では、人間の非常に優れた感覚情報処理の特性と、その特性がAV機器や通信技術などにどう反映されているのか、また高齢者・障害者の特性とユニバーサルデザインについても触れます。この科目については視覚を中心に扱います。
メディア
社会
メディア史
文明を発明して以来、人間のコミュニケーションの形態はいくつかの点で重要な変化をとげてきました。本講義では、さまざまな情報メディアの発展史と現状を概観しながら、人間コミュニケーション、特にメディアを通じたコミュニケーションの変化とその社会的影響について詳しく解説します。
文化
心理
国際
文化心理学(文化と自己)
人間の行動原理は必ずしも普遍的ではなく、文化によってさまざまな違いがあります。本講義では、「自己」をめぐる文化的多様性を取り上げますが、表面的な文化差の指摘にとどまらず、その差が生み出されるプロセスや、文化に特有の行動パターンがどのような機能を果たしているかについても検討していきます。
メディア
ジェンダー
社会
コミュニケーションと女性のキャリア
社会の情報化の進展や情報システムについて理解し、情報化によってビジネス環境がどのように変化しているのか、企業においてICT(情報通信技術)がどのように活用されているのかを学びます。ICTによって労働観がどのように変化したのか、また将来どのように変化していくのかについて議論し、女性の視点での働き方を考えます。
専任教員(専攻の科目を担当する教員)
2019年度卒業論文題目より
※2019年度人間科学科コミュニケーション専攻・言語科学専攻の卒業論文より(参考)
- ・SNSにおけるマウンティング行動 ―女子大生のSNS利用体験―
- ・女性アイドルへの女子大学生のファン心理
- ・女子大学生の友人関係における心理とSNS利用の関連
- ・Instagramにおける番組公式アカウントの利用動機
- ・つたわりやすいピクトグラム
- ・色が味覚に与える影響
- ・メディアと選挙
- ・女子大生の体型不満とおしゃれ意識
- ・Xジェンダーの被服体験 ―ジェンダーフリーなファッション価値の提案―
- ・女子大生の読書意欲向上 ―本に触れるきっかけのデザイン―
- ・親子関係に波及する娘の両親への甘え
- ・女子大学生の対人不安と社会的スキルとの関連
- ・スターバックスからみるブランドイメージ
- ・多様化するメディアとファッション行動
- ・セクシュアリティが自己表現に与える影響
- ・自分の発話に対するあいづち
- ・日本における多文化共生の実態
- ・子どもに対する外国語教育
- ・色の嗜好性と視認性
コミュニケーション専攻で取得可能な資格
コミュニケーション専攻の学生は、所定の課程を修了することで、以下の資格を取得できます。
学芸員
社会調査士
大学紹介
学部・大学院
- 現代教養学部2018
- 現代教養学部2017
- 大学院合同研究科会議議長メッセージ
- 大学院 - 人間科学研究科
- 大学院 - 理学研究科
- 特別聴講学生制度(博士前期課程対象)
図書館・各種センター
- 図書館
- キャリア・イングリッシュ・アイランド
- エンパワーメント・センター
- CALL学習センター
- 心理臨床センター
- キリスト教センター
- ボランティア・ステーション
研究
-
研究所・学会
- 比較文化研究所
- 女性学研究所
-
丸山眞男記念比較思想研究センター
- 概要
- 講演会・公開授業等
- 丸山眞男文庫
-
刊行物
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第15号(2020年7月)トリの『センター報告』15号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第14号(2019年6月)トリの『センター報告』14号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第13号 (2018年3月)
- 全事業報告書
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第12号 (2017年3月)
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第11号 (2015年3月)
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第10号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第9号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第8号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第7号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第6号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第4・5号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第3号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第2号
- 丸山眞男記念比較思想研究センター報告 第1号
- Maruyama Masao Center for the History of Ideas(英文)
- 丸山真男纪念比较思想研究中心(中文版)
- 東京女子大学学会
- 研究プロジェクト
- 外部資金〜研究助成・補助金・受託研究・共同研究等〜
- 東京女子大学での研究を希望する方へ
- 公的研究費等の適切な使用・管理のための取組
- 研究活動における不正行為防止の取組
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- 人を対象とする研究に関する倫理審査
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