人文学科 哲学専攻




学びの特色

しなやかに生きるための教養と、問題の本質をつかむ力を身につける

「幸福な人生ってどんな人生?」「心って何?」「モナリザはなぜ芸術なの?」 認識、価値、芸術など我々の人間生活の根本を問い直し、考え抜く力を養います。

「AIとどう付き合えばいいの?」「男女平等の社会ってどんな社会?」「出生前診断って問題ないの?」 現代人の課題に向き合い、新しい視点と自ら考える力を獲得します。

哲学は社会人の基礎。自分の考えをきちんと言葉にする力、他人の考えを理解する力、そして、それらを適切に評価し、判断する力を養います。


 



こんなことが学べます

現代の諸問題も研究のテーマに

「哲学」
西洋、東洋を問わず人間は長い歴史において、自分自身や周りの世界をどう考えてきたのか。その営みを探ります。

「倫理学」
行為や価値に関わる倫理的な問題を主として扱いながら、人間がどのように自己を見いだし、社会を築いてきたのかを考えます。

「美学・芸術学」
芸術と美的なるものをめぐる概念やトピックを、実例に即しながら学びます。

「キリスト教学」
キリスト教の思想や歴史、さらには、特に欧米社会においてキリスト教が果たした文化的役割について学びます。


【取得可能な資格】 中学校(社会・宗教)、高等学校(地理歴史・公民・宗教)の教員免許、学芸員の資格が取得できます。

 



授業をピックアップ!

世界の常識に向き合い、自分らしく生きる方法を見つける

①「哲学の基本問題」
哲学とはなにか、哲学的に考えるとはどういうことか、をゼロから学びます。哲学することのトレーニングの授業では、常に、受講生の反応、討論などが要求されます。クリアにものを考え抜く力を養います。

②「現代科学とテクノロジーの哲学」
デジタルテクノロジーという観点から見た近世哲学の諸相を検討し、また、そののちに、この近世哲学の思想が、現代思想や現代の文化状況とどのような連関を持つのかをさらに検討します。

③「美学演習BⅠ」
美学的考察の前提となるプラトンそして特にアリストテレスの古典的テキストを精読すると同時に、参加者には、古代から現代に至る美学上の枢要な思想家の美学・芸術論の幾つかについて発表してもらいます。精読及び発表と討議を行うことで、美的なものと芸術についての基礎的な理解を獲得します。

④「キリスト教史」
ギリシア哲学との出会いによって新たな命を得たキリスト教は、中世の時代になると、イスラムとの出会いや大学の成立といった激動の中で深められ、12~13世紀に至ってスコラ学を形成していきます。本講義はこの時代(6~13世紀)に焦点をあて、現代にまでつながるヨーロッパの哲学の根本問題が生み出される過程を見ていきます。

⑤「文理融合演習B」
原子力発電を巡る諸問題は物理学などの理系の知識と、社会学、哲学、倫理学など文系の思考が交差する地点に存在しています。この演習では文理の両面から、それらを検討します。具体的には、原子力発電に関わる諸問題を論じた哲学者たちの論考を読み、吟味するという形をとります。原子力発電に関わる問題はどの問題も賛否両論がありますが、なるべく中立的な観点から冷静に議論を進め、何かの結論を出すというよりも、問題を深く理解することを目指します。

 



学生の声

身につけたのは「挑戦する強さ」

 人はなぜ美しい絵画や音楽に惹かれるのか、そもそも「美しい」とは何なのか。高校時代に抱いたそんな疑問を突き詰めて考えたくて、美学を学べる哲学専攻を選びました。学ぶにつれて思想史にも興味が広がり、欧米のキリスト教的道徳観から東洋思想の「足るを知る」に共感し、やがて関心は日本へ。日本にはキリスト教のような基盤となる教えがないにも関わらず、なぜ人びとの道徳意識や倫理感は共通しているのか、その答えを武士道という概念から紐解こうと卒業論文のテーマに選びました。大学時代の勉強は今後生きていく基盤を築くために、より深く考える学びが大切と思い、あえて実学ではなく哲学を選びました。その選択が間違いではなかったことを、過酷な時代を強く生き抜いてきた武士の姿から教えられた気がします。

 



卒業後の進路

 マスコミ、旅行・ホテル、非営利団体、IT、メーカーなど

 

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