数理科学科 情報理学専攻




学びの特色

自然現象の解明や社会現象の分析ができる力を養う

東京女子大学の情報理学専攻は、1927年に私立女子大学では初めて創設された数学専攻部を起源とする、伝統ある専攻です。

情報理学専攻では、自然現象や身の周りの社会現象の数理モデルのコンピュータ・シミュレーションに力を入れた教育を行なっており、情報科学と応用数理学(物理学、化学、生物学)の両方を学ぶことで、情報科学の基本原理と応用を深く理解する力や情報科学を活用した問題分析・解決能力を身に付けます。

数理的な理論からプログラミングをはじめとしたコンピュータによる実践までを一貫して学ぶことで、現代のICT(情報通信技術)社会において今後ますます求められる数理的思考力に支えられた柔軟な応用力を備えた人物を育成します。

教員ひとりに対する学生数が少なく、教員と学生との距離が近いゼミを通して情報科学や応用数理学(物理学、化学、生物学)の理解を深め、卒業研究をまとめます。

教員免許取得「数学」「情報」のほか、ITエンジニアの登竜門といわれる基本情報技術者試験に対応した授業科目を設けています。

 



こんなことが学べます

実際に情報技術を活用できる能力を養う

「情報科学」
シミュレーション、プログラミング、アルゴリズムとデータ構造、ネットワーク、データベース、オペレーティングシステム、計算幾何学など

「応用数理学」
物理学、化学、生物学



【取得可能な資格】  中学校(数学)、高等学校(数学・情報)の教員免許が取得できます。



授業をピックアップ!

情報科学に重点を置いたカリキュラム

「シミュレーションBⅠ・BⅡ」
コンピュータ・シミュレーションは、自然現象や社会現象を解析・理解するうえで重要です。身近な問題を取り上げ、講義とコンピュータによる実習を通して、現象がどのように数理的にモデル化されるか、そしてコンピュータによる解析でどのような知見が得られるかということを学びます。

「計算幾何学」
幾何学的な問題を解くために効率の良いアルゴリズムやデータ構造を見つけ問題を解くのが計算幾何学です。この分野で扱われているざまざまな問題のうち、ボロノイ図、美術館監視問題、最短路問題など代表的な問題を取り上げ、最適解を得るためのさまざまなアルゴリズムについて説明します。

「数理化学」
化学結合が形成したり組み替わるときには、原子核を取り巻く電子の様相(電子状態)が変化します。これが、化学結合の安定性や反応の傾向性を規定します。このように、化学過程は電子の振る舞いと、それに誘起される原子配置の変化として微視的に解明されるべきです。電子や原子核のような微視的粒子の振る舞いを記述する基本原理は量子力学と呼ばれます。元素の示す多様な性質は周期表によってよく整理されますが、さらに踏み込んで量子力学を適用すると、原子番号に比例する原子核電荷と電子数によって元素の性質が決まることが明らかになります。このような原子の量子力学的記述を基盤として、化学結合の安定性や化学反応の選択性なども議論します。

「アルゴリズムとデータ構造」
よいプログラムを作成するためには、適切なアルゴリズムとデータ構造を選択する必要があります。そのため、リストや木などを用いた基本的データ構造、整列や探索などの基本的アルゴリズムとその計算量などについて、コンピュータを用いた演習を交えながら講義します。基本事項の習熟に重点を置いています。

 



学生の声

学びに対する好奇心を好きなだけ追及しました

 もともと数学が好きだったこともあり、数学を基盤としつつ、人びとの生活になくてはならないITを学び、社会の役に立ちたいと考え、情報理学専攻を選びました。1~2年次は数学、自然科学、英語など幅広く学びます。これらの基礎的な学びは、学年が上がりゼロから自分で複雑なプログラムをつくる際に活かす機会があり、学びの積み重ねを実感しました。3年次には、モデル化して現われる方程式を数値計算によって解くことで、人工衛星の軌道のシミュレーションプログラムを作成しました。モデルにした現象について考え、形にしていくところに面白みを感じました。振り返ってみると、4年間を通じて授業は本当に楽しかったです。難しい内容でも先生や友人と討論したり、考えを練って理解できたときには達成感があり、知的好奇心が高まりました。情報理学専攻は理論を重視しているため、問題が起きたときにどうすれば解決できるのか、論理的に考える力も養われました。

 



卒業後の進路

 メーカー、IT、コンサル、マスコミ、進学など

 

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