2020年、大学生の生活は大きな変化を強いられました。キャンパスでの学び、対面での師との議論、友との直接的交流がない日々、“当たり前”だった大学生活が叶わなくなりました。授業や課外活動での行動規制に加え、アルバイト収入が減少した学生も多く、苦しい毎日でもありました。
こうした中、東京女子大学では、学内での業務に携わってもらうことで学生を支援する、TWCU SSプロジェクトを実施しました。本学の校章にちなんで名付けられたプロジェクトです。校章は、SとSの文字を組み合わせ、Service and Sacrificeの精神を表して、初代学長新渡戸稲造先生のお考えを反映しています。犠牲と奉仕は、表出する行動だけでなく、制御する行動からも生じます。大切な人を守るため、未来を手に入れるために自らの行動を律し、「大学とつながること」「誰かのためにできること」を実践する東女生をサポートしていくことを願って、スタートしました。 オンライン授業の補助、図書館でのサービス、学びを深める図書の紹介、1年生対象のイベントや受験生へのサポートなど、これまで、のべ620人以上の学生が参加してくれています。ありがとうございました。
これからも、東京女子大学では、学生のみなさんをサポートできるよう、本プロジェクトを継続していきます。詳細については、今後、公式サイトやツイッター等でお知らせします。みなさんの積極的な参加をお待ちしています。
(副学長/コロナ対策班長 唐澤 真弓)