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「学長室から」No.13(2019年11月24日)


同窓会石川支部の会に出席しました。


 正式には、(一社)東京女子大学同窓会石川支部学長懇話会です。11月17日、金沢市内で開催されました。前夜には雷鳴が轟いたとのこと。この時期、鉛色の空に稲妻が走ることは北陸ではよくあることで、冬到来の知らせです。私も当地の出身です。ただ当日は晴れ上がった日和で、富山支部や本部からの参加もあり、和やかな楽しい集いでした。

 集った卒業生は、1957年卒業から2014年卒業まで60年近い差がありました。しかし、参加者の近況報告は、結婚や育児あるいは転職や国内外の転居など、それぞれの「女性の多様なライフスタイル」そのものでした。私は昨年の卒業式で、「蛇のように賢く、そして鳩のように素直に」生きてくださいと話しましたが、いわばその実行篇でした。お話の中では、「しなやかに」、「自由」、「適応」、そして「リベラル・アーツ」などの言葉が何度か出ていました。「卒業生101のストーリー」の石川・富山県版のようでした。

 私の懇話の中で、第1回卒業式で新渡戸先生が述べた「犠牲と奉仕」について触れたこともあって、"いまの私のSS精神"を紹介された方も幾人かおられました。SS精神が卒業生の中で生きていることを改めて知り、東京女子大学100年の教育を誇りに思いました。

 お話を伺いながら、変化の多いライフスタイルへの対応力を身につけることこそ、女子大学の大切な目的の一つであることを改めて認識しました。20日の教授会では、先生方に卒業生が頑張っていることを報告しました。