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「学長室から」No.19(2020年3月3日)

卒業式は中止としました。


 この度の新型コロナウイルスの感染拡大の状況により、卒業式・学位授与式の挙行を中止することとしました。大学・大学院の卒業式・修了式は人生の大きな区切りの一つだけに、学生諸君そして保護者のみなさまには申し訳ないことと思っています。
 今日はひなまつり。見事な快晴でした。卒業者の発表の掲示がなされました。今年はそのようなこともあってか、自分の番号を指さしながら写真を撮りあっている学生もいました。「中止でごめんね」と語りかけたら、しっかりとした口調で、「いいえ仕方ありません」と言ってくれました。VERA広場でも写真を撮りあっていました。
 先日、同窓会会長から卒業予定の新卒クラス幹事の学生と会したことについて報告がありました。本学での学びについては、卒論を書いた充実感を挙げた学生が多くいたとのことでした。私のところには、大学院を修了する学生の博士論文や修士論文が回覧されてきます。横書きの論文に交じり、縦書き、そしてA4 2段の縦書の論文もありました。英文もありました。書式の多様性は、分野や論文内容の多様性でもあります。卒業論文も同様かと思います。本学では、卒業論文の作成・卒業研究を教育の集大成として学生も先生方も力を入れて取り組んでいます。
 みなさんが卒業・修了によって授与される学位は、課題の設定から最後の謝辞までをひとつにまとめた、本学における学びの集大成としての論文が評価され、認められたゆえのものです。卒業式のあるなしにかかわらず、論文を立派に仕上げて卒業・修了することに自信と誇りを持って社会に出て行ってほしいと思っています。
 この度の卒業式・学位授与式は中止になってしまいましたが、みなさんがこの悔しさを乗り越えて、その後の自分たちの歩みを笑顔で語り合うときが遠からず来ることを願ってやみません。卒業後も、大学や同窓会に、是非、顔を出してください。
 私にとって、2週間早い"卒業式"のような一日でした。