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「学長室から」No.20(2020年3月17日)

入学式は中止としました


 新型コロナウイルスの感染は、不気味に世界に広がっています。日本においても、これまで以上に外出を控え蔓延を塞ぐべく取り組んでいます。
 このような状況にあって、本学は、卒業式に続き入学式の挙行も中止することとしました。入学式は、学校生活の中にあっても最も大きな変化と飛躍の始まりとなる大学進学を祝う機会です。今回も苦渋の判断でした。
 本学の入学式は、学科/専攻ごとに一人ひとりの名前を読み上げ、新入生はその場で立ち上がります。若干の時間を要しますが、一人ひとりを個として大切にする本学の精神によるもので、長年の伝統です。わたしは、講堂のあちこちで立ち上がる新入生を講壇から見ることになりますが、その光景は、雪国出身の私に、雪が溶けてあちこちからふきのとうが芽を吹く様を連想させます。伏し目がちにそろりと立ち上がる学生、前を見つめてすっくと立ち上がる学生、それぞれの「可能性の芽」と言ったらよいかもしれません。その間、私は壇上で直立不動の姿勢を保ちますが、心の中は一人ひとりの吹き出す芽に躍動しています。そのような機会を持てないことは残念ですが、新入生のみなさん全員が東京女子大学に招かれていることは変わりません。
 学期の始まりも、2週間遅らせ、4月21日(火)としました。ただ、大学生活を始めるための手続きや準備はそれに先行して始めます。詳しいことはホームページをご覧ください。学問の枠を超えた"自由な学び"、本学のリベラル・アーツの学びに備えるための時間として大切に過ごしてください。