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新入生のみなさんへ

Welcome!



東京女子大学学長 茂里 一紘からメッセージ


現代教養学部長 林 青司 教授からメッセージ

林青司教授

新入生のみなさん ご入学おめでとうございます

本来であれば、本館、チャペル、講堂を始めとする有形文化財の建物が点在する美しいキャンパスに皆さんを迎え入れ、にぎやかに新学期を迎えることができるはずでしたが、大変残念なことに、今年度はコロナウイルスの猛威のために入学式は中止され、授業の開始も遅れております。
新入生の皆さんは、新たな友人を作る機会も無いまま心細い思いをされているのではないでしょうか。このWelcomeページは、そうした新入生の皆さんに我々教職員の心からの歓迎の心をお伝えし、また、皆さんが直接所属する学科・専攻について少しでも親しみ、知って頂くことを目的としたものです。 さて、大学での学びには、今までのそれとは少し異なる所があります。皆さんが高校までに学んで来たのは十分に確立された知識や知恵で、問には唯一の明確な正解が用意されていました。しかし、大学では、こうした学びに加え、未知の問題にチャレンジする姿勢が求められます。世の中には重要ながら未知、未解決のことがらが沢山あります。 東京女子大学の学部は「現代教養学部」の一学部のみですが、その中には文系から理系までの広い学問分野をカバーする5つの学科・12の専攻が含まれています。自分の所属する学科・専攻での掘り下げた専門的な学びと並んで、全学的に開かれた科目や他学科などの科目も自由に履修することが出来ます。それにより、多面的な角度から物事の本質をとらえ、未知の問題にも柔軟に対応出来る力が培われます。創立以来100年間一貫して行われて来た、こうした本学の「リベラル・アーツ教育」は、人工知能AIが活躍すると言われる近未来の予測不可能と言われる時代にも、いや、正にそうした時代にこそ、その真価を発揮するものと思います。是非4年間のびのびと、しかしチャレンジ精神を忘れずに実り多き学生生活を送っていただきたいと思っています。
状況が好転し、キャンパスで皆さんに直接お会いできる日が近いことを切に願っています。 それまで、健康に留意し、どうぞお元気にお過ごし下さい。 改めて、ご入学おめでとうございます。


東京女子大学副学長 唐澤 真弓 からメッセージ

唐澤真弓

新しい学びの場へ

ご入学おめでとうございます。
桜が満開のキャンパスで、みなさんをお迎えできなかったこと、新たなスタートをお祝いできなかったこと、とても残念でした。
人は一人では生きられないSocial Animalです。だから、人に会わないように、人と距離をおく行動制御の日々は、苦しいです。こんなときに遭遇するのは不運だということもできます。でもこんなときの新入生であるみなさんは東京女子大学(Tokyo Woman's Christian University、TWCU)にとって、特別な新入生です。
一日も早く、キャンパスで学べるよう、心を尽くしましょう。
Stay Home,
TWCUの校章にはService and Sacrificeの精神がこめられています。犠牲と奉仕は、表出する行動だけでなく、制御する行動からも生まれます。大切な人を守るため、未来を手に入れるため、自分ができることにベストを尽くしましょう。
Study Hard,
先がわからないとき、私たちは不安で立ち止まってしまいます。どうすればよいのでしょう。大学での学びは、正答がない問いにはじまります。その問いを解くのは、知識と考え抜く力です。TWCUのスタッフも遠隔授業というはじめての教育場面に立たされ、心配でいっぱいです。でも皆さんと新しい学びをつくろうと、TWCU全員がベストを尽くしています。一緒に、一歩前に踏みだしましょう。
And Smile !
そして、笑顔で、この美しいキャンパスで必ずお会いしましょう。


国際英語学科主任 鈴木 栄 教授からメッセージ

鈴木栄教授

「考える」時

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

世界的なパンデミックの影響で、残念ながら今年は、例年のように入学式で皆さんにお会いすることができませんでした。毎年、東京女子大の美しい桜の花が新入生を歓迎するのですが、今年は学生の皆さんの姿がなく、桜も寂しそうでした。 コロナ感染が拡大していく中で、テレビのニュースやインターネットで様々な言葉が飛び交いました。アメリカに住む作家の友人は、次のようなメールを送り、読む側に「考える」時をくれました。
"Just a reminder that when Shakespeare was quarantined because of the plague, he wrote 'King Lear.'
イギリスに住む友人は、ロンドンも大変なことになっているけれど、庭のGreengageの木に花が咲いた話と、以下のメールを送ってくれました。
"Last night, we had our second 'clap for our carers' event - have you heard about this? At 8.00pm, everyone opens their front door, or window, and claps, cheers and makes noise to thank the National Health Service workers who care for us. The idea did not originate in Britain, but has become popular here and is a very powerful way of expressing solidarity and gratitude. My friends in Scotland tell me that people play the bagpipes too, and some churches ring bells."
緊張する暗いニュースが多い中で、心が暖かくなる内容でした。 人類が直面しているこの危機を世界ではどのように伝え、どのようなストーリーが展開されているのかを知ることで異なる価値観や知見を得ることができます。空間的に制限を受けている現在ですが、そうした情報から世界を見ていくことができることができます。


<ニュースのサイト>

CNNのサイト https://edition.cnn.com/videos  https://edition.cnn.com/

BBCのサイト https://www.bbc.com/


家に居る時間に本を読みましょう。日本や海外の出版社は、コロナ感染を受けてfree e-booksを公開しています。本をじっくりと読む時間が今まで取れなかった人も多いと思いますが、これを機会に、「自分のお気に入りの本」を探しましょう。 みなさんにキャンパスでお会い出来る時を楽しみにしています。


人文学科主任 山本 真吾 教授からメッセージ

山本真吾教授

「初めて」じゃないー先人の知恵に学ぼうー

「入学式もない私たち、こんなの初めて」と嘆いている新入生は、きっとみなさんだけではないでしょう。たしかにみなさんにとっては生まれて「初めて」の辛い経験かもしれませんね。でも、本当に「初めて」でしょうか。かつての日本の大学、あるいは外国の大学を歴史的に眺めてみると、このような出来事は何度も繰り返されてきたことが知られます。記憶の新しいところでは、2011年の東日本大震災の際にいくつかの大学で入学式が中止になっています。50年ほど前には大学紛争の嵐が吹き荒れ、卒業式や入学式がやはり取りやめになりました。さらに遡って17世紀にペストが大流行しイギリスの大学が閉鎖されました。歴史はこのように、長い時間の流れのなかで人がどんな壁にぶつかり、どのように克服してきたかの歩みを伝えてくれます。人の生きざまを刹那的でなく、俯瞰できるまなざしを提供してくれるのです。目の前の「初めて」に動揺することなく事態を冷静に見つめることで心に余裕ができれば、前に進もうとする希望の光が見えてくるではありませんか。 人文学の知は、医学や薬学のように病気そのものを治療することとはほぼ無縁です。でも、先人の知恵は、こういった病に私たち人類がどう立ち向かってゆくべきかのヒントを与えてくれるでしょう。哲学は苦悩や快楽とはなんぞやと本質的な問いかけをし、歴史学はかつて人類がさまざまな困難をどのように克服してきたかの歩みを伝え、文学は絶望のどん底から立ち直った人たちの生きざまを表現してみせてくれます。  私ども教職員一同、みなさんともに学ぶときが早くやってくることを心から願っています。みなさんが安心して学べるよう万全の体制でお迎えするために、ひたすら準備に専念し、一分一秒を惜しんで懸命に取り組んでいます。だから、もう少しお待ちください。 みなさんは、今は風雪に耐え、根っこに養分を蓄えましょう。学校に通い始めてからずっとみなさんは「次」の自分を思い描いて勉強してきたことでしょう。ようやくここで一息つけます。「今」立ち止まってみないと見えないことはたくさんあるのです。外出ができないことを好機会ととらえ、これまで読もうと思って読めなかった、ちょっと難しい本のページを開いてみませんか。書物はけっして強制しません、先人の知恵を謙虚に伝えてくれます。今こそ、その知恵の重みや奥行きを実感できるときだと思います。


国際社会学科主任 竹内 健蔵 教授からメッセージ

竹内健蔵教授

現実社会を読み解く道具を

新入生のみなさん、東京女子大学現代教養学部国際社会学科へのご入学おめでとうございます。

みなさんはご入学にあたって、それぞれの専攻に入学したという意識が強いかもしれません。しかし、国際関係専攻、経済学専攻、社会学専攻、コミュニティ構想専攻のそれぞれの4専攻は、すべて国際社会学科という大きな学科の枠組みの中に組み込まれています。したがって、みなさんは各専攻の学生であると同時に、国際社会学科の学生でもあるわけです。 国際社会学科は、東京女子大学の中でも主として社会科学系の学問が集まった学科です。社会科学はそれぞれの学問領域が密接に関連しているので、国際社会学科の中での各専攻の垣根は低く、みなさんは学科全体の科目としての「国際社会論」や「国際社会基礎演習」で、他専攻の学生と共に学ぶことになります。狭い学問領域の中に閉じこもってしまうことを「タコ壺の中に入る」というのですが、みなさんはそのタコ壺の中に落ちることのないように、専攻の科目だけに閉じこもらないで、大きな視野を持って幅広い教養を身につけて下さい。

さて、みなさんを悩ませている現在のいわゆる新型コロナウィルスによる社会環境を社会科学はどのように分析するのでしょうか。これは我々に課された重要な課題です。私は経済学を専門とする者ですが、たとえば経済学において重要な考え方である「インセンティブ(~したいという気持ち)」を使うと、医療が原則無料であるイタリアとそれと正反対である国民皆保険ではないアメリカで、両極端の医療制度でありながらも同じ医療崩壊が起こっていることをうまく説明することができます。 このように、みなさんがこれから学ぼうとする大学の諸科学は、現実社会を読み解くための重要な道具をみなさんに与えてくれます。この東京女子大学で、ともに現代社会の抱える深刻な問題を解き明かしていこうではありませんか。


心理・コミュニケーション学科主任 田中 章浩 教授からメッセージ

田中章浩教授

揺るぎない視点を得る

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

このような状況下で、入学式もないまま自宅などで日々過ごしていると、なかなか大学生になったという実感もわきにくいことでしょう。また、ほしい情報がほしいタイミングで手に入らず、不安を感じることもあると思います。いま東京女子大学ではみなさんを迎え入れ、安心して大学での学びを始めてもらうために、急ピッチで準備を進めています。最初はさまざまな混乱もあることでしょう。でも、それを乗り越えた先にある新たな学問との出会い、そして新たな友人との出会いを楽しみにしていてください。 ある学問を修めるということは、みなさん自身の人生にひとつの揺るぎない視点を与えてくれます。


たとえば、心理・コミュニケーション学科では、心理学やコミュニケーション研究という、世界を理解するための新しい見方を学びます。現在のこの情勢を心理学やコミュニケーション研究の視点から眺めると、どのような見方ができるのでしょうか? いろいろな見方ができますが、ひとつ具体的な例を考えてみましょう。いまどうしても外出せざるを得ないとき、日本では多くの人がマスクを着用しています。マスク着用の効果についてはさまざまな研究結果がありますが、少なくともウイルスを周囲に拡散することを防ぐためには一定の効果があるようです。にもかかわらず、国によってマスクをつけている人の割合には大きな差があります(ただし、ここのところ他国でもマスク着用率が急速に高まっています)。


なぜでしょうか? この問題にもさまざまなアプローチができますが、ここでは日本人と他の国々の人々のコミュニケーション様式の違い、そして相手の気持ちの読み取り方の違いに着目してみましょう(もちろん個人差もあります)。 心理学の研究から、相手の表情を読み取るとき、日本人は目元に着目し、欧米人は口元に着目する傾向があることが示されています。この研究結果は日本人のマスク着用率の高さを説明できるかもしれません。つまり、日本人は目元さえ見えていればそれほど気にならないのでマスク着用に抵抗がないけれど、欧米人にとっては口元が見えないと不気味に映ってしまうという可能性があります。私が以前ある講演でこの話に触れたときにも、いろいろな議論が沸き起こったようです。そのときの様子を知りたい方は、下記URLにまとめがあるようですのでご覧ください。
https://fundo.jp/202607

このように、大学での学びは日常の何気ないことと密接につながっています。心理学のものの見方に興味を持った方には、日本心理学会ウェブサイトにある「心理学ミュージアム」がお勧めです。
https://psychmuseum.jp/

よくも悪くも時間的に余裕のあるいまこの時期に、ぜひみなさんがこれから学ぼうとしている学問の「ものの見方」を体験しておきましょう。そこで知ったこと、感じたことは、これから始まる大学での学びに必ずやよい影響を与えてくれるはずです。 では、続きはまたオンラインでの授業で!


数理科学科主任 安藤 耕司 教授からメッセージ

安藤耕司教授

「ゾーン」に入る!

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

この文章を書き始めたときに、緊急事態宣言が出されました。その一方で、私のアドバイジー達の新しい東女Gmailアカウントから、一通また一通とメールが届いてきて、安堵と希望を感じています。つい数ヶ月前まで、皆さんの先輩たちと一緒に学べていたありふれた日々が、とてもありがたいものであったことを実感しています。大学が再開されたら、これまで以上に毎日を大切にしたいと思っています。

新入生の皆さんはどのように過ごされているでしょうか。入学早々のこの状況に不安を感じている人も多いかも知れません。高校にも戻れませんしね。しかし、キャンパス再開の日は必ず訪れます。今はむしろ、受験の疲れを癒し、ゆっくりと充電するための好機と捉えて貰えると良いのではないかと思います。時間はあるのだから、何か夢中になって没頭できるものがあるといいですね。勉強に関するものでなくて構いません。私の学生時代は、某楽器を弾いていると時間を忘れていました。全然上手くないし、ちゃんとした練習でもない、ただ覚えたての好きな曲を何度も弾いていただけです。大学院に進んでからは、研究がそれに取って替わりました。大学教員になってからは、授業準備のノート作りの時間も加わりました。もしかしたら、これらを通して、いわゆる「ゾーンに入る」ことを学んだのかも知れないと想像しています。さしたる根拠もない憶測ですが。(一応、科学者なのにすみません。)

ともあれ、皆さんにおかれましては、どうぞ心身の健康に十分に気を配り、穏やかにお過ごし下さい。東女の美しいキャンパスでお会いできる日を、とても楽しみにしております。


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