事業概要

正門擁壁工事・樹木の整備

正門擁壁工事

2016年8月から12月にかけて、脆くなった大谷石の擁壁を撤去し、グレー御影石の石積みと植栽(ドウダンツツジ)からなる新しい擁壁設置工事を行いました。石種の選定に当たっては、レーモンド建築群が囲むVERA広場(前庭)の美しい景観との調和を重視いたしました。さらに、石積みの上にフェンスを廻らせることにより、防犯性とデザイン性も高めました。また、正門そばに本学から地域の皆様への情報提供の場として掲示板を設置しました。

樹木の整備(その1)

昭和初期に学生有志「杜の会」が当時野原だったこの地に植樹して以来、私たちは緑豊かな自然環境から多くの恩恵を受けてまいりました。しかし約80年の間に樹木は鬱蒼と生い茂り、近年は倒木や枝折れの危険、落葉による建物の傷みなどが懸念されるようになりました。そこで、樹木医の助言を得て、茂り過ぎた部分を剪定等により毎年計画的に整備し、再び明るい杜を復活させることとしました。2016年3月に本館裏側のエリアにおいて育ちすぎた枝をはらうなどの作業を行った結果、緑の中に光が差し込む明るい空間を取り戻すことができました。

樹木の整備(その2)

2017年8月に講堂、チャペル、1号館周辺の樹木を整備しました。これまで本学の正門付近の景観を形成しキャンパスに豊かな緑陰を与えてきた樹木群でしたが、近年は育ちすぎ、老木・危険木となったものがあるほか、幹の接触による建物への圧迫、落ち葉による屋上排水口・排水管の詰まり、高木への落雷の危険、カラス、スズメバチの巣になるなどの問題が生じてきました。そのため、①人や車の安全確保、②建物への被害軽減、③樹木の自然な成長、の3点を重視し、伐採を含む整備を行いました。
今回の整備によりチャペルは久しぶりにその全貌を現し、チャペルにはステンドグラスの優美な光が差し込むようになり、A・レーモンドが設計した意匠を隅々まで鑑賞できるようになりました。

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