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東京女子大学

国際社会学科国際関係専攻

3年次演習(国際関係)Ⅰ・Ⅱ【11クラス】

(根本和幸准教授担当クラスの場合ー国際司法裁判所における国際紛争と紛争解決手続ー)いま、国際社会が直面している安全保障、軍縮、人権、海洋問題、領土問題、地球温暖化といった課題を、国際社会はどのように解決できるのでしょうか。この演習では、国際法の視点から、国際判例や文献講読をおこなって、紛争解決の手法を分析していきます。

ポイント

  • 取り組むテーマ

    国家間の紛争は、交渉で解決しない場合には、国際裁判所における解決も検討されます。そこで、まず国際司法裁判所に関する文献を講読して、紛争解決手続きの基礎を理解します。それを踏まえて、裁判判決を読み進めることで、国際紛争の事実や解決のプロセスを理解していきます。

  • アプローチ・アウトプット

    ゼミ参加者の問題意識に合わせて、国際問題を取り上げて、みんなで議論しながら、問題の核心に迫っていきます。ゼミでは、報告、質問、司会のすべてを学生が主体的に担当して進めます。前期・後期に一度は国際法の「ディベート」を実施して、問題を深く議論し、考察していきます。毎回、順番で「国際情勢レポート」として、国際法に関する最新ニュースを数分間で取り上げてもらい、最近の国際社会の動向を全員で把握する方法も取り入れています。

  • 身につく力・学べること

    国際法のもとで生じる国際問題や紛争には、「絶対的に正しい答え」は存在しません。そのなかで、紛争を解決するための最善の答えを見出すために、紛争の原因である問題を自ら発見し、「法的に」理解し、考え抜く力を身に着けることができます。ゼミでの報告、質問、司会をすること、そして年度末にゼミ論文を執筆することは、自ら発言するだけではなく、他者の意見に耳を傾けて受け入れる能力や論理的な文章表現能力を養うことに繋がっています。

担当教員