教授
イナ マサト
伊奈 正人
現代教養学部 国際社会学科 コミュニティ構想専攻
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- 主な担当授業・演習
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- コミュニティと情報メディア
- 都市フィールドワーク
- 実践的研究計画法(研究構想)
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 日本社会学会
- 日本社会学史学会
- 地域デザイン学会
- ポピュラー音楽学会
- 社会学理論学会 など
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『社会学的想像力』(共訳、ちくま学芸文庫、2017年)
- 『サブカルチャーの社会学』(単著、世界思想社、1999年)
- 『若者文化のフィールドワーク』(単著、勁草書房、1995年)
- 『C・W・ミルズとアメリカ公共社会:動機の語彙論と平和思想 』(単著、彩流社、2013)
コメント
C・ライト・ミルズの『社会学的想像力』を大学生のころからくり返し読んできました。生活に根ざした視点と世界史的な視点を関わらせ、米国のコミュニティやタウンシップを支える問題解決の知を点検し、再生すること論じています。文学や歴史学の知が高く評価され、想像力の重要さが説かれています。
本学が掲げる実践的リベラルアーツの探求に、本書を活かせないか、とここ数年考えてきました。コミュニティ構想専攻は、課題設定型の学び、プロジェクト方式の学びを、本学独自のものにすることを模索しています。授業やゼミにより実践テーマはさまざまですが、「まずなにかをやってみる」乱取り的なワークから始めることに特徴があります。わたくしは現在、実践的研究計画法という授業を担当しています。新入生と上級生が交流する場を提供し、多様な問題関心を育てるための授業です。相談を重ね、学内の学習資源につなぐ作業は、研究面でも刺激となっています。