教授
ニエ リリ
聶 莉莉
現代教養学部 国際社会学科 国際関係専攻
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- 主な担当授業・演習
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- 文化人類学
- 東アジアの文化と社会
- 民族と世界
- 文化人類学の原著を読む演習
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 日本文化人類学学会
- 中国社会文化学会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『劉堡——中国東北地方の宗族及びその変容』(単著、東京大学出版会、1992年)
- 『大地は生きている——中国風水の思想と実践』(共編著、てらいんく、2000年)
- 『中国民衆の戦争記憶——日本軍の細菌戦による傷跡』(単著、明石書店、2006年)
- 『「知識分子」の思想的転換——建国初期の潘光旦、費孝通とその周囲』(単著、風響社、2015年)
コメント
近代の西洋社会が「異人」や異文化との出会いによって誕生した文化人類学は、世界中の民族や、部族、文化について多くの研究が行われてきて、それらに関する詳細な民族誌が世に貢献した。
フィールドワークという研究手法を特徴とする文化人類学は、様々な人間集団や集団内における個人、変動する社会、複雑な歴史的現場に関する理解に、実証的研究法や、総合的考察、構造的文脈的把握、相互比較などの研究方法論と視点を提示した。
文化人類学を学ぶことは、人類の歴史や、人間と人間集団、社会と文化などに関する知識を増やし、人間や社会と文化の多様性、歴史の重層性に関する理解を深め、自ら考察する際の視点や方法論をより豊になることとつながると思われる。