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東京女子大学

特任教授

ワダ ヒロフミ

和田 博文

現代教養学部 人文学科 日本文学専攻

【2025年度〜】 現代教養学部 人文学科 日本文学文化専攻

研究キーワード

クロス・ジャンル / 比較 / 文化 / 文学

研究分野

文化史 / 比較文化 / 日本近現代文学

研究テーマ

複数のジャンルをクロスしながら研究しているので、テーマはそのときどきで様々です。最も新しい編著は『石の文学館—鉱物の眠り、砂の思考』(ちくま文庫)ですが、現在は『日本人美術家のパリ1878-1945』という本を書き下ろしています。

コメント

4年生のゼミでは、各自が卒論と取り組んでいます。日本の近現代の表象に関係していれば、卒論テーマは自由に選ぶことができます。これまでの例をあげると、文化に関心がある学生は、「近代日本のカフェ」や「浅草の都市空間」、「宝塚少女歌劇」や「中島みゆきの歌詞」などの卒論を書いてきました。比較文化に興味を抱いた学生は、「パリの藤田嗣治」や「岡本一平のロンドン体験」、「上海の日本人社会」や「タイと日本のホラー映画」などのテーマを選んでいます。もちろん芥川龍之介や梶井基次郎、宮沢賢治や萩原朔太郎など、定番の文学者を扱う卒論もたくさんあります。現在活躍中の小川洋子や今村夏子を研究することもできますし、演劇やSF、ラノベやアニメを取り上げることも可能です。大学の在学中に大切なことは、自分が打ち込める対象を見つけて、それを分析し論じる力を身に付けることです。大学での学びを、ぜひ楽しんでください。

  • 主な担当授業・演習
    • 日本文学演習
    • 日本文化演習
    • 比較文化A
    • 日本事情D
  • 所属学協会・プロジェクト
    • 日本近代文学会
    • 昭和文学会
    • 日本文学協会
    • 文芸家協会
  • 書籍等出版物(単著・共著)
    • 『漫画家が見た 百年前の西洋 ─近藤浩一路『異国膝栗毛』の洋行』(筑摩書房、2024年)
    • 『日本人美術家のパリ 1878-1942』(平凡社、2023年)
    • 『三越誕生!—帝国のデパートと近代化の夢』(筑摩選書、2020年)
    • 『海の上の世界地図—欧州航路紀行史』(岩波書店、2016年)
    • 『資生堂という文化装置 1872-1945』(岩波書店、2011年)