2021年度東京女子大学 学会哲学部会 講演会 「生を促進させるもの~演劇についての哲学的考察~」
Fri. ~ Fri.
2021年度東京女子大学 学会哲学部会 講演会
「生を促進させるもの~演劇についての哲学的考察~」
2020年以来、新型コロナウイルスの蔓延により、わたしたちの生活様式は大きく変化しました。
人々が集うことが感染拡大を引き起こすことから、わたしたちの行動や移動が制限され、否が応でも距離感や時空間に変容をもたらしました。
そのような中、不要不急とみなされる芸術文化の分野、とくにライブ性をその本質とする舞台芸術(演劇)は大きな打撃を受けています。
しかしながら、芸術文化は本当に不要なものなのでしょうか?
本講演では、18世紀のドイツの哲学者イマヌエル・カント(1724-1804)が「生の促進」として示した「演劇」に着目して、そのことの意味を考察したいと思います。
イベント概要
- 日時
-
12月3日(金)13:15~14:45
- 講師
-
田中綾乃(三重大学人文学部准教授)
- 定員
-
300名(先着順)
- 受講方法
-
Web会議システム「Zoom」を利用したオンライン(リアルタイム)形式
※インターネット接続、PC環境が備わっていることが受講の条件となります。
- 参加費
-
無料
- 申し込み締め切り
-
11月30日(火)
- 申し込み先
-
チラシに掲載のQRコード、または下記の申し込みボタンよりお申し込みください。
(お申し込み受付後、参加者用URL、ID、パスワードをメールでお送りします)
-
講師プロフィール
-
-
田中 綾乃(三重大学人文学部准教授)
-
名古屋市生まれ。東京女子大学文理学部哲学科卒業、同大学院修士課程修了。2008年、同大学院博士課程を第一号として修了(人間文化科学博士)。東洋大学「エコ・フィロソフィ」学際研究イニシアティブの研究助手を経て、2009年より現職。専門はカント哲学、美学。18世紀のカント哲学研究を行う一方で、長年の観劇歴から演劇評論家としても活躍。新聞や雑誌、パンフレットなどでの劇評や作品解説多数。
〈主な著書〉「ヨーロッパの自然観と基本姿勢」、『エコ・フィロソフィ入門—サステイナブルな知と行為の創出』(松尾友矩、竹村牧男 他編)、ノンブル社、2010.「坂部恵と演劇」、『坂部恵—精神史の水脈を汲む』(共著)、水声社、2011.「カントとアーレント」、『カントを学ぶ人のために』(有福孝岳、牧野英二 編)、世界思想社、2012.