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東京女子大学

人間科学研究科会議議長メッセージ

人間科学研究科の理念と目的

人間科学研究科は、2012年度より人間文化科学専攻と人間社会科学専攻からなる博士前期課程を設置しました。人間文化科学専攻は、人間の営みと知の所産である文化のさまざまな問題を、とくに「ことば」の研究を通して解明することを目指します。人間社会科学専攻は、現代社会の人間が直面している諸問題を、さまざまな視点、方法論を駆使して研究することを目指します。分野を越えた幅広い視点から学際的に研究することが可能になるように、それぞれの専攻に共通科目を設け、さらに他分野、他専攻の科目を幅広く履修できるようにしています。

博士後期課程では人間の文化および人間の生涯に焦点を合わせます。人間が直面するさまざまな問題の本質を見抜くことのできる研究者の養成、および理論的分析と現実の検証をとおして現代社会の直面する諸問題を解決し、共生社会実現に指導的役割を担うことのできる人材の養成を目指しています。人間文化科学専攻では、21世紀共生社会を担うための新たな人間理解の構築に貢献し、問題解決に必要な知見と洞察力を備えた専門家を育成します。生涯人間科学専攻では、人間が生涯で直面するさまざまな問題の本質を的確に見ぬき、調査・研究によって獲得された知見を実践の場で生かすことのできる専門家の養成を目的とします。

現代という時代は、複雑で解決の難しい問題に満ちています。それに対して専門性と幅広い視野を合わせ持って取り組む人材を必要としています。そうした課題に応えようとする学生にとって、この研究科が大きな力となることをお約束します。

人間科学研究科会議議長
松尾 慎