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東京女子大学

准教授

デイビッド・ブルースター

David Brewster

現代教養学部 国際社会学科 社会学専攻

研究キーワード

刑事司法 / 違法薬物 / ガバナンス / 政治過程 / 比較研究

研究分野

犯罪社会学 / 政策学 / 社会科学方法論

研究テーマ

核となる研究テーマは、さまざまな国・地域において、犯罪問題がどのように対応されるかを比較することです。現在、違法薬物の政策と再犯防止の政策に焦点を当て、研究を行っています。

コメント

皆さんは、「犯罪社会学」と聞いて何を思い浮かべますか?
映画やドラマを観て、「犯罪心理学」という言葉は馴染みがあるかもしれません。犯罪心理学は、犯罪者の「心理」を研究する学問に対し、犯罪社会学は、社会が犯罪、犯罪化や犯罪統制に与える影響に焦点を当てる学問です。
例えば、なぜある行為が犯罪として扱われるか、社会の法律やルールに違反する原因は何なのか、犯罪と被害がどのようにローカルからグローバルまで接続しているか、またルールを破る人はどう対応されるかなど、犯罪と社会の関係についての理解を深めていきます。
また、犯罪社会学は、対人暴力や人身売買といった法律上に禁止される行為に焦点を当てては当然ですが、実は、イジメから生態的破壊まで、危害を加える現象を幅広く取り上げます。
学生の皆さんがこのような社会問題をさまざまな角度から解説するための専門知識とスキルを身につけるように、一人ひとりをサポートしています。
ぜひ、犯罪社会学の学びで、視野を広げ、より良い社会を創っていきましょう。

  • 主な担当授業・演習
    • 国際社会学
    • グローバル化の社会学
    • 社会調査実習
    • 社会学演習
  • 所属学協会・プロジェクト
    • 日本犯罪社会学会
    • 青少年問題学会
    • International Society for the Study of Drug Policy
    • European Society of Criminology
    • The Crime, Security, and Justice Network
  • 書籍等出版物(単著・共著)
    • 『Cultures of Cannabis Control: An International Comparison of Policy Making』(単著、Bristol University Press、2023年)
    • 「Explaining the reproduction of illegal drug use control regimes in Japan: The Multi-Centred Governance thesis」(共著、『Global Crime』24(1): 73-92、Taylor & Francis、2023年)
    • 「Illegal drug policy goals in a changing landscape: Perspectives of practitioners in Japan」(共著、『International Journal of Drug Policy』112(103955)、Elsevier、2023年)
    • 「Crime control in Japan: Exceptional, convergent, or what else?」(単著、『British Journal of Criminology』60(6): 1547-1566、Oxford University Press、2020年)