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東京女子大学

准教授

イカラシ ナルミ

五十嵐 成見

現代教養学部 人文学科 哲学専攻

研究キーワード

ラインホールド・ニーバー思想/北欧社会とキリスト教

研究分野

キリスト教学(キリスト教思想・キリスト教倫理)

研究テーマ

①アメリカのキリスト教倫理学者ラインホールド・ニーバーの神学思想をメインとしています。ニーバーはキリスト教現実主義を標榜し、政治とキリスト教理念の関係性を模索していきました。現代アメリカ社会においても、キリスト教と政治は不可分な関係を持っていますが。現代アメリカにおけるニーバー思想の意義を考察していくことが現在の課題です。
②北欧社会(特にフィンランド)における高福祉制度とキリスト教の関係を考察していくことが近年における研究テーマでもあります。特に北欧社会において長く国教として、現在でも広く国民教会として認知されているルター派教会と「普遍主義の原則」の形成過程の関係性を考察することが現在の課題です。

コメント

日本における人口比率ではクリスチャンは1%未満とマイノリティですが、世界全体の人口比率では約3分の1を占めているマジョリティです。よってキリスト教を知ることは、世界各国における文化形成の本質を知ることとなります。国際人としての視野を広げるためにはキリスト教の知見は欠かすことができません。ぜひ一緒に学んでいきましょう。

  • 主な担当授業・演習
    • キリスト教学Ⅰ(入門Ⅰ・Ⅱ)
    • 日本のキリスト教
    • 世界のキリスト教
    • キリスト教思想
    • キリスト教学概論
  • 所属学協会・プロジェクト
    • 日本キリスト教学会
    • 日本ピューリタニズム学会
    • 日本キリスト教教育学会
    • 日本キリスト教社会福祉学会
  • 書籍等出版物(単著・共著)
    • 『いつも喜びをもって-エフェソの信徒への手紙・フィリピの信徒への手紙講解説教-』、(共著、教文館、2018年)
    • 「『説教者』としてのラインホールド・ニーバー—その説教理解の考察—」(単著、『説教塾紀要』第20号、教文館、2019年)
    • 「北欧国家の福祉とキリスト教—フィンランドを事例に—」(単著、『聖学院大学論叢』第31巻第2号、2019年)
    • 「ラインホールド・ニーバー神学における歴史形成面の考察」(単著、『ピューリタニズム研究』第14号、日本ピューリタニズム学会、2020年)