専任講師
オオハシ ヨシタケ
大橋 義武
現代教養学部 人文学科 日本文学専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 人文学科 日本文学文化専攻
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- 主な担当授業・演習
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- 中国の文学と文化
- 中国語(読解)
- 中国語(作文と文法)
- 中国語初級
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 日本現代中国学会
- 三国志学会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『中国現代散文傑作選1920-1940:戦争・革命の時代と民衆の姿』(共訳、勉誠出版、2016年)
コメント
『三国志』や『西遊記』は日本でもよく知られた作品ですが、そもそも中国ではどのように生まれ、また読まれてきたのでしょうか。気になって調べるうちに、「この問題」が文学観・文学史観から教育制度・言語政策にまで関わっていることが見えてきました。「古典」の評価を通じて中国の「近代」を考える、そんな研究をしています。
上は例に過ぎませんが、ふとした疑問を掘り下げると、より大きな課題や解決策が見えてくることもあるのではないでしょうか。そして、外部の視点の参照はしばしばそれを助けてくれます。
中国語の学習を例にとりましょう。漢字を用いている身近さがある一方で、言葉の並べ方や表現の仕方などで日本語と異質なところも多々あるのが中国語です。「外国語」として学ぶ過程では、慣れ親しんだ言語とは異なる中国語の発想や文化的背景を知ることもできます。外国語学習そのものが「ふとした疑問」に導いてくれる可能性も大切にすべきかもしれません。
大学という場で学べることはいろいろあります。ぜひ意欲的に関わってみてください。