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東京女子大学

ストーリー

[教職員]

根拠に基づき物事を考察・判断する力を身につけてほしい

東京女子大学 現代教養学部 心理・コミュニケーション学科 コミュニケーション専攻 教授 橋元良明

40年近くにわたり、人々の情報行動の変化と背景を実証的に分析してきました。情報行動とは、メディアの利用やコミュニケーションに関する行動を意味します。2012年からは総務省と共同で全国調査を実施し、テレビの試聴時間、SNSの利用率や利用時間などの変動と要因を追ってきました。科学研究費の助成研究でも情報行動の分析をしていますが、その一環として昨年度は「コロナ禍での情報行動調査」を実施し、コロナ禍における実態を数値として明らかにしました。また、ネット依存、乳幼児におけるデジタル機器の利用実態と親の不安、デマや情報パニックといったテーマも、長年追い続けています。
情報にあふれた今の時代は、情報の真贋を見極める力が非常に重要になっています。印象論や経験論ではなくデータをもとに議論する必要がありますが、そのデータでさえサンプルの取り方で結果が大きく変わってきます。本学で学ぶ学生には、正しい情報収集の方法を学び、根拠に基づき物事を考察・判断する力を身につけてほしいと願っています。

かつてないほどの変化が生じているコミュニケーション様式と、メディアの社会生活への影響を、データで裏付けながら分析しています

研究キーワード 日本人の情報行動 / ネット依存 / デマ / 情報パニック / 広告・広報
橋元良明
東京女子大学 現代教養学部 心理・コミュニケーション学科 コミュニケーション専攻 教授 

日本人の情報行動の変化やネット社会の諸問題について研究している。具体的にはネット依存、デマ、情報パニック、SNSと購買行動など。