40年近くにわたり、人々の情報行動の変化と背景を実証的に分析してきました。情報行動とは、メディアの利用やコミュニケーションに関する行動を意味します。2012年からは総務省と共同で全国調査を実施し、テレビの試聴時間、SNSの利用率や利用時間などの変動と要因を追ってきました。科学研究費の助成研究でも情報行動の分析をしていますが、その一環として昨年度は「コロナ禍での情報行動調査」を実施し、コロナ禍における実態を数値として明らかにしました。また、ネット依存、乳幼児におけるデジタル機器の利用実態と親の不安、デマや情報パニックといったテーマも、長年追い続けています。
情報にあふれた今の時代は、情報の真贋を見極める力が非常に重要になっています。印象論や経験論ではなくデータをもとに議論する必要がありますが、そのデータでさえサンプルの取り方で結果が大きく変わってきます。本学で学ぶ学生には、正しい情報収集の方法を学び、根拠に基づき物事を考察・判断する力を身につけてほしいと願っています。
情報にあふれた今の時代は、情報の真贋を見極める力が非常に重要になっています。印象論や経験論ではなくデータをもとに議論する必要がありますが、そのデータでさえサンプルの取り方で結果が大きく変わってきます。本学で学ぶ学生には、正しい情報収集の方法を学び、根拠に基づき物事を考察・判断する力を身につけてほしいと願っています。
かつてないほどの変化が生じているコミュニケーション様式と、メディアの社会生活への影響を、データで裏付けながら分析しています
研究キーワード 日本人の情報行動 / ネット依存 / デマ / 情報パニック / 広告・広報