教授
コンノ ミナコ
金野 美奈子
現代教養学部 国際社会学科 社会学専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 社会コミュニケーション学科
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- 主な担当授業・演習
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- 家族社会学Ⅰ・Ⅱ
- 4年次演習
- 3年次演習
- 社会調査実習
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 日本社会学会
- 国際社会学会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『OLの創造—意味世界としてのジェンダー』(単著、勁草書房、2000年)
- 『福祉社会の歴史—伝統と変容』(共著、ミネルヴァ書房、2005年)
- 『「働くこと」を社会学する 産業・労働社会学』(共著、有斐閣、2015年)
- 『ロールズと自由な社会のジェンダー—共生への対話』(単著、勁草書房、2016年)
コメント
社会学は協力をめぐる学問です。私たちは大小さまざまな場面で協力しながら、よかれ悪しかれ、社会のあり方や仕組みを支えています。多くの協力は何らかの役割関係に基づいています。意識して行う協力も、当たり前すぎてとくに意識しない協力も、あえて逆らわない、ただやり過ごすという消極的な協力もあります。社会学が関心をもつのは協力の「よさ」です。よい協力とは何かを考えることで、私たちがしばしば、知らず知らずのうちに、負の協力に関わってしまっている状況にも気づくことができます。社会学はよい協力について考え、協力の歴史や現状に目を凝らし、懸念があれば共有し、再生や希望の芽を見つけては後押しします。人間は人間である限り、つねに何らかの協力のもとにあります。時流に流されず、自ら思考し、すべきでない協力を拒否できる人間こそ、本当の意味のよい協力の一員となれるのです。そんな人を目指し、一緒に学び、考えていきましょう。