教授
サカキバラ テツヤ
榊原 哲也
現代教養学部 人文学科 哲学専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 人文学科 哲学専攻
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- 主な担当授業・演習
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- 哲学概論
- 倫理学概論
- 倫理学演習
- 人文学特殊演習(哲学)
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 哲学会
- 日本哲学会
- 日本現象学会
- 実存思想協会
- 臨床実践の現象学会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- The Genesis of Husserl’s Phenomenology: A study on the origin and development of its method (単著, University of Tokyo Press, 2021)
- 『医療ケアを問いなおす—患者をトータルにみることの現象学』(単著、ちくま新書、2018年)
- 『ケアの実践とは何か—現象学からの質的研究アプローチ』(共編著、ナカニシヤ出版、2017年)
- 『フッサール現象学の生成—方法の成立と展開』(単著、東京大学出版会、2009年)
コメント
私たちは日々、いろいろな出来事を経験し、さまざまな人々に出会っていますが、そうした出来事や人々はそのつどさまざまな意味を帯びて経験されます。ある人との出会いが状況によって異なる意味を帯びたり、同じ出来事が人によって異なる意味を帯びたりすることも、しばしば経験されるのではないでしょうか。「現象学」という哲学は、そうした個々人のそのつどの経験の意味の成り立ちを、意識や身体の在り方から根本的に考え、そのことをつうじて、自己を見つめなおし、他者をより深く理解しようとする哲学です。この「現象学」という哲学の視点から「人をケアする営み」を考察すると、私たちがどのような存在であり、どのようなつながりの中で生きているのかが、さらにはっきりと見えてきます。皆さんも「現象学」をつうじて、自己と他者を、そして人々のつながりを、改めて見つめなおしてみませんか。