教授
サトウ マサトシ
佐藤 全敏
現代教養学部 人文学科 歴史文化専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 人文学科 歴史文化専攻
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- 主な担当授業・演習
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- 日本古代史
- 日本史概論Ⅰ
- 文献・資料演習
- 歴史文化演習
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 史学会
- 日本史研究会
- 歴史学研究会
- 日本歴史学会
- 大阪歴史学会
- 木簡学会
- 続日本紀研究会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『平安時代の天皇と官僚制』(単著、東京大学出版会、2008年)
- 『シリーズ古代史をひらく 国風文化』(共著、岩波書店、2021年)
- 『日記・古記録の世界』(共著、思文閣出版、2015年)
- 『訳註日本史史料 延喜式』下(共著、集英社、2017年)
コメント
みなさんにとって、奈良時代や平安時代は、「古い日本の姿」として学校で学んだり、修学旅行で奈良・京都を訪れたりして、比較的なじみ深いものではないでしょうか。あの色あせて、しっとりと落ち着いたお寺や神社は、どこか私たちに懐かしさを感じさせます。
ところが、もし私たちがタイムスリップをして、いまから1000年前から1200年前の奈良や京都に行くことができたなら、私たちはそこでまったく違う光景に出会うことになります。びっくりするほど鮮やかな朱色や緑色、そして白色でおおわれたお寺や神社が、そこに建っているのです。行き来する貴族たちは、国家や社会のことを考え、ときに徹夜をしてまで政務に励んでいたりします。どうやら私たちが抱いている古代日本のイメージは、実際の古代の日本の様子とは、ずいぶん違っているところがあるようです。彼らが残してくれた「史料」が、そう私たちに語ってくるのです。さあ、みなさんも、「史料」を手に、見知らぬ古代の日本を旅してみませんか?