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東京女子大学

人文学科

歴史文化専攻

人類の歴史文化を探求し、歴史学的考察から、より良い未来を構想する

⽇本・アジア・⻄洋の3領域の歴史と⽂化を探求します。日本史と西洋史は各時代史を軸に、アジア史は地域(中国・アジア)史を軸に、多種多様な授業が開講され、さらに領域をまたぐ「世界遺産学」や、現代的なテーマに沿った「オーラル・ヒストリー」「パブリック・ヒストリー」などの科目も開講しています。歴史を学ぶことを通じ、現代の諸問題と向き合う⼒、根拠に基づき説明できる⼒を養います。さらには、先⼈たちのさまざまな経験やあり得た可能性を自らの力で発⾒し、未来をより良くする⼿がかりをつかみます。

学びのポイント

  • 01

    過去に生きていた人々の息づかいを感じながら、歴史や文化を学ぶ

  • 02

    文字で書かれた史料だけでなく、遺跡や絵画、口頭での証言などを読み解いて史実に迫る

専門分野

  • 日本の歴史と文化

    なぜ今の日本はこのようになっているかという観点から、過去の「日本」の姿を見つめ直し、これからの在り方を考えるヒントを探求する

  • アジアの歴史と文化

    アジア諸地域が歩んできた歴史を深く理解することで、世界史・人類史への視点を養成。各地域の視線の在り方に留意しながら学ぶ

  • 西洋の歴史と文化

    ヨーロッパの歴史や文化を対話的に理解することで、私たちの現在の姿を明らかにし、その過程で得た学びから未来への道を照らし出す

カリキュラム

4年間のカリキュラム概要

  • 1年次

    日本史、アジア史、西洋史の基礎知識を身につけます。

  • 2年次

    歴史学の基本的な方法をまなび、あわせて知識の幅をひろげます。

  • 3年次

    自分の研究テーマを決め、専門知識を身につけます。

  • 4年次

    学びの集大成としての卒業論文を完成させます。

PICK UP授業

  • 日本史史料論(古代・中世・近世・近現代)

    日本史を研究するために必要な、さまざまなタイプの史料について、その特徴や分析方法を学びます。実際に自分でいくつかの史料に向き合い、試しに読み解いてみたりもします。

  • パブリック・ヒストリー/オーラル・ヒストリー

    「パブリック・ヒストリー」では出版物や歴史展示、教育、インターネットで伝えられる歴史について、「オーラル・ヒストリー」では、インタビューを通じ、「文字に残りにくい声」について考えます。

  • 世界遺産学

    欧米や日本・アジアの世界遺産が学びのテーマです。異文化理解と国際協力、歴史学とツーリズムなどを切り口に、その世界遺産の歴史的背景や文化的意義、保護と活用をめぐる諸問題について論じます。

2024年度
卒業論文題目より

  • 日本古代の畿外と官人
  • 平安京の商業地域とその変遷
  • 中世常陸国鹿島社と武士
  • 織田信長と安土城
  • 江戸時代の出版統制
  • 近世の仲間と組合
  • 戦後における女子学生の進路選択
  • 歴史学と女性
  • 映画と海軍
  • 古代中国におけるジェンダーと家族制度
  • 関東大震災時の朝鮮人虐殺
  • 『ギルガメシュ叙事詩』におけるエンキドゥの役割
  • 古代地中海世界の星座について
  • 中世スペインの宗教的共存について
  • フランス革命と「外国人」
  • 近世イギリスにおける異性装の流行
  • ナチ体制下の女性・子どもをめぐる政策
  • イスラエル国とユダヤ・アイデンティティ
  • 近現代アメリカにおけるフェミニズム

資格・進路

  • 取得可能な資格

    歴史文化専攻の学生は、所定の課程を修了することで、以下の資格を取得できます。

    • 教育職員免許状(一種免許)

      中学校(社会)
      高等学校(地理歴史・公民)

  • 卒業後の進路