客員教授
タデヌマ コウイチ
蓼沼 宏一
一橋大学 特任教授
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- 主な担当授業・演習
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- 財政学
- 日本経済論
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- 所属学協会・プロジェクト
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- The Society for Social Choice and Welfare
- 日本財政学会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『幸せのための経済——効率と衡平の考え方』(単著、岩波書店、2011年)
- 『教養としての経済学——生き抜く力を培うために』(共著、有斐閣、2013年)
- 『公共経済学講義——理論から政策へ』(共著、有斐閣、2014年)
- Rational Choice and Social Welfare: Theory and Applications (共編著、Springer、 2008年9月)
コメント
「経済」とは、私たちの最も身近な社会の仕組みです。コンビニで買物をすること、旅行に行くこと、アルバイトをすること、これらはすべて経済活動の一部であり、私たちの生活は、経済システムなしには一日として成り立ちません。私たちはそこからさまざまな恩恵を受けるとともに、働くことによってモノやサービスの生産に貢献しています。経済システムは、社会を構成する人々のwell-being(福祉、幸せ)を高めるためにあります。この目的のために、私の研究テーマとしては二つの事柄に着目していきます。ひとつは限りある資源を無駄なく活用するという「効率性」、もうひとつは人々の境遇の間に格差がなくつり合いがとれているという「衡平性」です。経済学は、よりよい経済システムを求めていくために大変役に立つので、社会の仕組みと照らし合わせながら学んでいきましょう。