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東京女子大学

経済経営学科

グローバルとローカルの双方の視点を持ち、複雑化する現代社会の諸問題に対して理論的かつ実践的にアプローチする

経済学、経営学、および地域デザインの分野を理論と実践の双方から学びます。
持続可能な社会を目指して、人々のために、組織のために、国や地域のために貢献する能力やリーダーシップ力を身につけます。
実務や産学官連携の経験を持つ教員たちが、学生一人ひとりの学びをしっかりサポートします。

学びのポイント

  • 01

    経済学、経営学、地域デザインの分野を横断的に学び、現代社会の諸問題を学際的かつ体系的に理解する

  • 02

    産学官連携等でのアクティブラーニングによって実践的な知識と経験を得る

  • 03

    自ら設定した社会課題を科学的に分析し創造的な解決策を提案する

経済経営学科で学べること

経済経営学科のカリキュラムの特色

経済学・経営学はもちろん、地域デザインの領域も学習することで、社会課題に対し戦略的にアプローチする力を養う

1・2年次は広く学び、3年次に卒業研究につながる専門分野(コース)を決めます。 各コースに進んだ後も他のコースの科目を履修することができます。

経済学コース

世界並びに日本の経済社会が直面する諸問題を理論とデータを用いて、多面的に分析・考察する力を養います。

ミクロおよびマクロ経済学
個々の消費者や⽣産者の⾏動の視点と、国全体の視点から経済を分析。
公共経済学
市場経済への公的介入について理解し、経済政策の分析・評価手法を学ぶ。
統計学
経済分析のために必要な統計処理の基本について学ぶ。
経済社会と女性
ジェンダー平等の視点から経済を分析し、社会の在り方を考察する。

経営学コース

経営学の理論と実践の往復を多く行い、組織のマネジメントに必要なスキルと能力を養います。

マーケティング
マーケティング戦略や消費者行動論など、基礎から応用まで広く学ぶ。
戦略・イノベーション
イノベーションが創出され、社会を変えていくプロセスを多角的に捉える。
組織・人的資源管理
組織の生産性向上やリーダーシップ、および自身のキャリア形成について考える。

地域デザインコース

まちづくりや観光など幅広い領域を学び、地域社会の課題に対する具体的な解決策を構想します。

まちづくり
まちづくりに関する政策や理論などの基礎知識を修得し、実践に生かす。
観光
ツーリズムの本質を理解し、観光地域づくりの政策やマネジメントを学ぶ。
環境
持続可能性の土台となる環境保全への理解を深める。
ジェンダーとコミュニティ
地域社会やコミュニティの視点からジェンダーについて考える。

カリキュラム

4年間のカリキュラム概要

  • 1年次

    経済学、経営学、地域デザインの各分野の基礎を学びます。基礎演習ではアカデミックスキルを修得します。

  • 2年次

    産官学連携型のアクティブラーニング教育を通して、課題解決型の学習を行います。実社会にも積極的に関与します。

  • 3年次

    経済学、経営学、地域デザインの3つのコースから専門分野を選び、学びを深めます。経済活動、企業行動、社会問題を分析し、解決策を提言する力を高めます。

  • 4年次

    講義や実習、演習を通して得た知見や分析能力を総動員し、各自の研究テーマで卒業論文を完成させます。

PICK UP授業

  • 環境経済学

    環境問題について、歴史的・経済的背景から発生メカニズムを理解し、ミクロ経済学の枠組みをあてはめることによって、問題を解決し持続可能な発展を実現するための政策手法を学びます。

  • 経営戦略論

    戦略が成功・失敗する理由や事業を競争優位に導く要因などについて、実際の生きた事例を基に学びます。戦略の理論や概念フレームワークで分析を行いながら、企業の戦略の理解を深めます。

学科主任からのメッセージ

激動の時代において持続可能な社会の形成に
寄与するために必要な資質を養う

経済学と経営学の専門分野のみならず、地域デザインの分野も学べる他大学にはない学びの深さと広さが本学科の特徴です。最適だった答えが時代や環境の変化によって最適ではなくなるのが現代社会の特徴で、特に皆さんは激動の時代に学び、キャリアを築いていきます。そうした時代にも通用するような、課題に対して論理的に考えて分析したり、創造的な解決策を提案するスキルと能力は、理論と実践を巧みに往復する学びによって培われます。持続可能な社会の形成に向けてリーダーシップを発揮していくのに、本学科で学ぶ意義は非常に大きいと思います。

経済経営学科主任 松嶋 一成 教授

経済経営学科で探究できる問いの例

環境問題は経済学で解決できるのか?

ここでは地球温暖化問題を例にとりましょう。地球温暖化問題とは、人の経済活動によって大気中の温室効果ガスの濃度が上昇し、地球表面の平均気温が上昇した状態を指します。ここで炭素税などを用いて、温室効果ガスの排出を抑制したくなるように誘導するのが経済学の考え方。人の心理に訴え、行動を制御することで課題にアプローチします。
答えてくれたのは 二村 真理子 教授

他者(社)と一緒に行う仕事や作業をうまく行うためには?

仕事や作業を行う際、他人と協働することで一人では生み出せない価値を実現できます。しかし、協働は案外難しい。コミュニケーションを工夫して相互に理解し合い、信頼を築いて初めて効果が生まれます。これは組織間においても同様です。組織のマネジメントと言うと難しく聞こえますが、皆さんの身の回りのことに置き換えて理解することができます。
答えてくれたのは 松嶋 一成 教授

人口減少社会の「まちづくり」の在り方とは?

急激な人口増に先回りするのが都市計画。一方で、2008年頃をピークに、日本は人口減少の時代に突入。人口減少局面においては、トップダウン型のいわゆる「都市計画」はもはや機能せず、むしろボトムアップによる「まちづくり」が重要となります。そんな、これからの時代に求められる、持続可能なまちづくりの在り方を一緒に考えてみませんか。
答えてくれたのは 籾山 真人 特任教授

2024年度
卒業論文題目より

経済学コース

  • 行動経済学の政策応用
  • 日本における年金制度と若年層の資産形成ニーズ
  • 日本の所得格差に関する一考察
  • 国際競争力向上を目的とした日本港湾の展望
  • タイ自動車産業への日本の直接投資
  • 日本銀行の金融政策が債券市場に与える影響
  • 日本の少子化問題に関する一考察
  • 都市における駅周辺再開発
  • 貨幣価値に基づくユーロ圏内格差の分析
  • ESG投資が企業価値に与える影響
  • 地場産業における外国人労働者問題
  • スマート農業による課題解決の可能性

経営学コース

  • ファン心理と消費者行動の関係性
  • 日本のアイドルのマーケティング戦略
  • 地域密着型スーパーの経営戦略 
  • 地域経済活性化に向けた公的機関と民間企業のオープンイノベーション戦略
  • 化粧品業界のDX推進戦略
  • ファッション産業と持続可能な社会 
  • 日本の寺院の経営戦略
  • 従業員のメンタルヘルスと人事政策
  • 地域金融機関の課題と再編
  • セブン-イレブンの経営史的考察
  • 日本企業のインクルージョン
  • DX下のリスキリング -製造業を中心に-

地域デザインコース

  • 観光ビジネスにおけるCSV経営について
  • サードプレイス化した図書館による社会関係資本の創造と育成
  • 地域住民による花とみどりのまちづくりに関する考察
  • エコミュージアムの課題と現状
  • 観光資源としての駅
  • 景観まちづくりと市民活動に関する研究 
  • 有機農業を核としたまちづくりに関する研究
  • 空間とセクシュアリティ
  • 芸術文化を活かしたまちづくり
  • 人口増減から見た自治体の持続可能性に関する研究
  • 世界遺産の保全と利用における住民参加のありかたについて
  • 感覚環境のまちづくり

専任教員

資格・進路

  • 取得可能な資格

    経済経営学科の学生は、所定の課程を修了することで、以下の資格を取得できます。

    • 学芸員

  • 卒業後の進路

経済経営学科の
先輩の声