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東京女子大学

教授

タカハシ オサム

髙橋 修

現代教養学部 人文学科 歴史文化専攻

研究キーワード

博物館学 / 日本近世史 / 古文書学

研究分野

博物館学 / 日本近世史

研究テーマ

特定のジャンルにかかわらず幅広く研究を行うことを心掛けています。現在進めている研究テーマは次のとおり。博徒の歴史、広告の古文書学的考察、日米の特殊撮影技術の比較史、四季耕作図屏風、博物館学の学説史、明治維新前後の甲斐国政治社会史など。

コメント

博物館の専門職員である学芸員の養成課程を担当しています。私はかつて博物館学芸員として勤務していたことがありますので、その経験に基づき、実践的視点から博物館の諸業務について授業で紹介します。将来、学芸員を志望する方は次の2点を心掛けてください。
第一に、学芸員は世の中の様々な事象に興味・関心を持つことが求められます。博物館の「博物」とは読んで字の如く、世の中のあらゆるモノとコトを指します。自分の専門はもとより、あえて専門外の学問分野についても貪欲に学ぶ姿勢が必要です。
第二に、博物館の大きな特徴は実物資料を扱うことです。そのためには資料についての専門的知識とそれを取り扱うための技術を身に付けなければなりません。授業ではこうした基礎的な素養を習得できるようにしています。本学では実物資料を多数所蔵し、それを教材として活用している点に大きな特徴があります。実物を取り扱う「喜び」を感じとってください。

  • 主な担当授業・演習
    • 博物館実習1・2・3
    • 博物館資料論
    • 博物館経営論
  • 所属学協会・プロジェクト
    • 日本ミュージアム・マネージメント学会
    • 日本古文書学会 ほか
  • 書籍等出版物(単著・共著)
    • 『ミュージアムABCシリーズ ビジュアル博物館学Basic』水嶋英治・高橋 修・山下治子 共編著(人間洞、2022年)
    • 『現代語版 勤王侠客 黒駒勝蔵』高橋 修現代語訳・堀内良平原著(敬文舎、2021年)
    • 『武藤外記昌通-梁山泊・黒駒-(完全翻刻)』高橋 修校注・坂名井深三著(ひみね地域活性化推進協議会、2021年)
    • 「引札の様式論的考察-国立歴史民俗博物館蔵『懐溜諸屑』と大阪歴史博物館蔵コレクションの比較検討を中心に-」(『国立歴史民俗博物館研究報告』222、2020年)