教授
ウルシバラ サエコ
漆原 朗子
現代教養学部 人文学科 英語圏文化専攻
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 日本言語学会
- 日本英語学会
- 日本エドワード・サピア協会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『分散形態論の新展開』(共著、開拓社、2023年)
- 『レキシコン研究の現代的課題』(共著、くろしお出版、2021年)
- 『言語研究の楽しさと楽しみ-伊藤たかね先生退職記念論文集』(共著、開拓社、2021年)
- 『統語構造と語彙の多角的研究-岸本秀樹先生還暦記念論文集』(共著、東京:開拓社、2020年)
コメント
言語は種としての「ヒト」を特徴づける重要な要素です。しかし、私たちはそれをいかに身につけたのでしょうか。言語はどのような構造と機能を持っているのでしょうか。言語の構成要素を詳しく見ていくと、私たちが言語のうちに無意識に体現しているすばらしい規則性が明らかになります。それは、狭い意味での「文法」ではなく、もっと広い意味での言語の知識です。
アメリカの言語学者N.チョムスキーは言語は人間に生得的(生まれつき持っている)で普遍的な能力であるという前提のもと、生成文法という理論を提案しました。授業や演習ではそのような言語観に基づいて、日本語、英語はじめその他の言語のデータをもとに言語の普遍性と多様性について考えていきます。
また、言語はそれが使用される地域、場面によっても様々な機能と解釈があります。言語の持つ意味や言語と社会のかかわりも視野に入れて学生の皆さんと議論を深められればうれしく思います。