申込不要受付中締切間近終了
東京女子大学

トピックス

[キャリア]

2016年度 東急電鉄×東京女子大学 2年次特別企画 課題解決型ワークショップ

Tue.

ワークショップの狙いと概要

東京女子大学キャリア・センターでは、8月に2年次生を対象とした課題解決型ワークショップを実施しました。当ワークショップはリーダーシップの育成や社会人基礎力の向上を目的としており、学生達は大手鉄道会社の東京急行電鉄株式会社(以下、東急電鉄)が実際に抱えている課題に対して解決策を提案しました。

ワークショップのテーマは『東急電鉄のリソースを活かしたインバウンドプロモーションを考える』というもので、東急電鉄に対する企業理解を深めると共に、学生達には来るべきグローバル社会や2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックに向けて何ができるかを考えてもらいました。 学生達は初日のオリエンテーションでは東急電鉄にて不動産事業を担当する三渕卓氏から鉄道業界や東急電鉄に関するレクチャーを受けました。オリエンテーション後は4チームに分かれ、テーマに対しての話し合いが行われました。 なお、話し合いをするに当たって、限られた時間の中で効率的にアイディアが出せるように、本学キャリアカウンセラーである岡崎浩二氏からホワイトボードや付箋を活用したファシリテーションスキルを学びました。

学生達は初日後半と2日目は提案の準備を行い、最終日である3日目には審査員である三渕氏とキャリアセンター長に対して課題解決に向けての提案を行いました。全4チームの提案発表後、三渕氏とキャリア・センター長による講評が行われました。講評終了後には、チームごとにワークショップの振り返りを行い、反省点について話し合ってもらいました。

当ワークショップは正課外のプログラムではありますが、満足度調査の他にワークショップの成果を測定すべく、社会人基礎力をベースにしたアンケートを実施いたしました。アンケートの結果、ワークショップの満足度は非常に高く、かつ社会人基礎力全項目において数値の向上が見られました(詳細は【ワークショップの成果について】をご確認ください)。

実施日・場所・参加者

実施日程 2016年8月3日・5日・9日の3日間
内容 [1日目] 9:00-12:00
オリエンテーション、プレゼンテーション準備
*12:00-13:00にランチも兼ねたキックオフミーティングを実施。
[2日目] 9:00-12:00
プレゼンテーション準備
[3日目] 9:00-12:00
プレゼンテーション本番、修了証書授与
場所 東京女子大学構内
参加学生 2年次学生 18名
コーディネーター 岡崎 浩二 氏
(本学キャリアカウンセラー・株式会社岡崎人事コンサルタント 経営企画室長)
講師 三渕 卓 氏
(東京急行電鉄株式会社 都市創造本部戦略事業部 コンサルティング部 課長)
運営事務局 東京女子大学キャリア・センター

ワークショップの成果について(アンケート結果)

ワークショップの満足度

アンケート結果によると、受講生全員がワークショップに対して満足したようです(「大変満足(71%)」+「満足(29%)」)。自由記述欄を分析したところ、実際に社会で活躍している社会人による話を通じて就職活動に必要な情報を得られたことやプレゼンテーションスキルについて学べたことに対して多くの学生が満足度を感じていました。

今回のワークショップを後輩にも勧めたいと思いますか?

アンケート結果によると、受講生全員が当ワークショップを後輩に勧めたいと思っているようです(「大変そう思う(76%)」+「そう思う(24%)」)。次年度は「大変そう思う」の割合が80%以上になるよう、プログラムを工夫したいと思います。

社会人基礎力への自信

社会人基礎力(経済産業省が提唱している「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されている、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」)をもとにアンケートを行いました。各項目における「自信がある」と「そこそこ自信がある」の合計値について、ワークショップを受ける前と後で比較したところ、平均で27.7ポイント向上したことがわかりました。特に以下の項目において顕著な効果が見られました。
  • 物事に進んで取り組む力(+52.9ポイント)
  • 他人に働きかけ巻き込む力(+46.6ポイント)
  • 目的を設定し確実に行動する力(+51.7ポイント)
  • 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力(+49.1ポイント)
  • ストレスの発生源に対応する力(+40.8ポイント)
また、ワークショップ後のアンケートでは、全項目において「自信がない」の割合が0になりました。この結果から、参加学生全てにおいて当ワークショップを通じて社会人基礎力全般について多少なりとも自信を持つことができたと言えます。

学生の声(一部抜粋)

  • このような一つの問題をチームで話し合いプレゼンテーションをするという経験は初めてだったのでとても有意義な時間を過ごすことができました。人前で話すことが苦手でプレゼンテーションでしっかり伝えられなかったこともあるので、それはこれからの課題として向き合っていきたいです。
  • 3日間ありがとうございました。ワークショップに参加するまでは鉄道業界に興味があるという理由だけで申し込んでしまったため、不安でいっぱいでした。また、何かを企画してプレゼンするという経験もなかったので、とにかく不安でした。しかし、プレゼンの仕方から就活のことまで教えていただけて、発表するということに対して少し自信を持てるようになりました。
  • この講座を受けて問題の解決策を多面的に考えられるようになった。また実社会で活躍している先生に話を聞くことにより、これから社会でどう生きていくべきかが把握できた。また、この3日間はとても有意義な機会だった。色々教えていただきありがとうございました。

ワークショップの様子