東京女子大学キャリア・センターは、2021年1月13日(水)18:00より株式会社集英社 常務取締役 田中恵様をお招きし、キャリアセミナー「人生100年時代における女性のキャリア」をオンラインで実施しました。
セミナーは、本学キャリアカウンセラーの岡崎浩二さんが司会を務め、本学だけでなく5大学約200名の学生が参加し、大盛況となりました。
新型コロナウイルス感染症拡大により外出自粛などによって人との関わり合いが変ってゆく中で、孤独を感じたりする場面も多い昨今ですが、本セミナーでは自分らしい働き方だけでなく、自分らしいライフスタイルに関して、明るく、熱いお話を伺うことができました。
セミナーは、本学キャリアカウンセラーの岡崎浩二さんが司会を務め、本学だけでなく5大学約200名の学生が参加し、大盛況となりました。
新型コロナウイルス感染症拡大により外出自粛などによって人との関わり合いが変ってゆく中で、孤独を感じたりする場面も多い昨今ですが、本セミナーでは自分らしい働き方だけでなく、自分らしいライフスタイルに関して、明るく、熱いお話を伺うことができました。
1.ワークスタイルに関して
田中様は集英社にご入社後、30年間編集者としてご活躍。
雑誌「MORE」にあこがれて集英社を受けられましたが、当時はあまり見られなかった男女同賃金の会社しか受けない、と決めておられたそうです。
そして実際に集英社に就職し、「MORE」の編集者としてキャリアをスタート。
10年後に雑誌「LEE」編集部へ異動し、副編集長、編集長も務め、LEE100人隊という読者を代表したサポーター集団をSNSが広まる前から口コミなどによる時代を先取るマーケティングとして展開して来られました。また、当時珍しかった雑誌のオンライン通販「LEEマルシェ」も立ち上げました。
そんな田中様が語る、出版社における仕事の本質は「編集力」。
「見つける力」「ほれ込む力」「育てる力」、つまりモノ、人、コトの目利きとなり、熱を持った記事を作り、一緒にコンテンツを育てていくことを大事にされていたそうです。
雑誌の目指す方向性はいつも読者が教えてくれる、それを信条に情熱的に仕事に取り組まれてこられた様子が伺えました。
そして管理職になって10年、始めはとまどいを感じる場面もありましたが、集英社のもつファッション誌全体をブランディングしたいという視点や、リカレント教育を意識し、特にデジタルマーケティングの勉強のためビジネススクールにも通われたそうです。まさに、ライフシフトの先駆けでした。
役員となった現在では、出版業界を俯瞰して考えることも増えた、と述べられました。
常に新しい課題が目の前にあり、それに全力で立ち向かっているうちに楽しくなって次の展開につながったとおっしゃっており、「仕事が面白く、飽きる暇がなかった」そうです。
雑誌「MORE」にあこがれて集英社を受けられましたが、当時はあまり見られなかった男女同賃金の会社しか受けない、と決めておられたそうです。
そして実際に集英社に就職し、「MORE」の編集者としてキャリアをスタート。
10年後に雑誌「LEE」編集部へ異動し、副編集長、編集長も務め、LEE100人隊という読者を代表したサポーター集団をSNSが広まる前から口コミなどによる時代を先取るマーケティングとして展開して来られました。また、当時珍しかった雑誌のオンライン通販「LEEマルシェ」も立ち上げました。
そんな田中様が語る、出版社における仕事の本質は「編集力」。
「見つける力」「ほれ込む力」「育てる力」、つまりモノ、人、コトの目利きとなり、熱を持った記事を作り、一緒にコンテンツを育てていくことを大事にされていたそうです。
雑誌の目指す方向性はいつも読者が教えてくれる、それを信条に情熱的に仕事に取り組まれてこられた様子が伺えました。
そして管理職になって10年、始めはとまどいを感じる場面もありましたが、集英社のもつファッション誌全体をブランディングしたいという視点や、リカレント教育を意識し、特にデジタルマーケティングの勉強のためビジネススクールにも通われたそうです。まさに、ライフシフトの先駆けでした。
役員となった現在では、出版業界を俯瞰して考えることも増えた、と述べられました。
常に新しい課題が目の前にあり、それに全力で立ち向かっているうちに楽しくなって次の展開につながったとおっしゃっており、「仕事が面白く、飽きる暇がなかった」そうです。
2.ライフスタイルに関して
田中様は集英社に入社した4年後にご出産。当時は子供を育てながら働く人はほとんどいない時代で、育児休暇の制度も整っていませんでしたが、子育てのスタイルを自ら作り、それを貫き通したそうです。
やらねばならなないことに優先順位をつけ、大事なことと手を抜くことを分けて考え、大事なことは全力でやることを心がけた、とおっしゃっていました。
仕事のストレスは子育てで解消し、子育てのストレスは仕事で解消する。時には体調を崩されたこともあったそうですが、「大事なのは子供に愛情が伝わっていること」と考え、常に楽しむことを忘れずに全力でトライする様子を伺うことができました。
田中様は「息子がいたから残業などもうまく調整してワークライフバランスをとることができ、そのことで逆に長く働き続けられたように思う」と、ポジティブに当時を振り返っておられました。
現在は「3人の孫娘が、将来自分のやりたいことを自由に生き生きとやれるような社会になって欲しい」と強く思っていらっしゃるそうです。
やらねばならなないことに優先順位をつけ、大事なことと手を抜くことを分けて考え、大事なことは全力でやることを心がけた、とおっしゃっていました。
仕事のストレスは子育てで解消し、子育てのストレスは仕事で解消する。時には体調を崩されたこともあったそうですが、「大事なのは子供に愛情が伝わっていること」と考え、常に楽しむことを忘れずに全力でトライする様子を伺うことができました。
田中様は「息子がいたから残業などもうまく調整してワークライフバランスをとることができ、そのことで逆に長く働き続けられたように思う」と、ポジティブに当時を振り返っておられました。
現在は「3人の孫娘が、将来自分のやりたいことを自由に生き生きとやれるような社会になって欲しい」と強く思っていらっしゃるそうです。
3.人生100年時代における女性のキャリアについて
「こころ」は「からだ」、「からだ」は「こころ」。心身が健やかであるようにメンテナンスすることが大事で、キャリアを全力で楽しむには、ワークライフバランスを意識し、以下を心掛けることが大事だ、とおっしゃっていました。
- キャリアは焦らず、長い目で考える
- チャンスや評価には恐れず乗ってみる
- 仕事に自分なりの「楽しみ」を見つけられれば勝ち!
4.質疑応答
終了時刻は19:00でしたが、19:20まで時間を延長し、チャットで寄せられた視聴者からの質問に全て答えてくださいました。
セミナーでお話しいただいた内容だけでなく、就職活動や学生時代のこと、ライフスタイルに関する質問にも前向きなアドバイスをいただくことができました。
セミナーでお話しいただいた内容だけでなく、就職活動や学生時代のこと、ライフスタイルに関する質問にも前向きなアドバイスをいただくことができました。
5.まとめ
常に明るく前向きに強い熱意をもってご自身のキャリアを切り拓いてこられた様子を、ありのままお話しいただいたセミナーとなりました。もっとお話を伺いたい、と自然に思えてくる1時間20分でした。お話を伺った学生たちは充実した時間を過ごし、翌日以降の活動に大きな勇気をいただくことができたと思います。
視聴後のアンケート結果も、92%が満足度について最高と評価し、これまでにないほどに充実した内容であったことが伺えます。
学生から寄せられた、得られた気付きは以下のようなものがありました。
視聴後のアンケート結果も、92%が満足度について最高と評価し、これまでにないほどに充実した内容であったことが伺えます。
学生から寄せられた、得られた気付きは以下のようなものがありました。
- 「楽しい」を追い求める働き方は理想的で、私もそのような仕事がしたいと感じました。
- 将来がとても明るく見え始めた気がします!子育てと、仕事の両立の良さにも初めて気付きました!
- 常に自分の中に課題を見つけることが、新しい展開への糧になっていると感じました。
- 他の人からの評価を恐れず受け入れる、という言葉がとても心に残っています。
- リーダーシップとは人を引っ張っていく力とばかり思っていたので、対話型(支援的)リーダーも必要だと思いました。
大変素晴らしい、貴重な時間をいただけたことに深く御礼申し上げるとともに、田中様の今後のさらなるご活躍を心より祈念いたしております。