2025年6月24日(火)と6月26日(木)、日本放送協会(NHK)ご協力のもと今年3月に放送されたNHK BS「幻の木版画 ちりめん本」の上映会が行われました。
当日は学部生・大学院生・教員らが参加し、実際に研究所が所蔵するちりめん本(英語版『桃太郎』、仏語版『舌切雀』)を手に取りながら上映を楽しむ姿が見られました。
番組では、当時の版木を使用したちりめん本製作の工程の再現やちりめん本の歴史について、国際的な影響などについて触れられ、本学の人文学科日本文学専攻の有志学生と、タイのシーナカリンウィロート大学の日本語を学ぶ学生による「ちりめん本の翻訳」による交流についても紹介されました。
ちりめん本とは
挿絵と外国語の文章を木版印刷し、ちりめん状に加工した和綴本。明治18(1885)年から昭和初期までに十数ヶ国語で刊行されました。本学の比較文化研究所は世界有数のちりめん本コレクションを所蔵し、研究所HPのデジタルアーカイブで全ページを公開しています。