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東京女子大学

人間科学研究科 博士前期課程 修了要件・最終試験・学位

修了要件

2年以上在学し、所定の専攻科目について30単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、修士論文を提出してその審査及び最終試験に合格した者に修士の学位を授与します。ただし、在学期間に関しては、「学士・修士5年プログラム」による履修者は、1年以上在学すれば足りるものとします。

修了に必要な最低単位数

科目 必要単位数
所属する専攻の科目 専攻基礎科目 4 計18単位
論文指導演習 2
入学時に選択した研究分野の科目 12
選択科目 12
合計単位 30
臨床心理学分野は教育課程表を確認すること。

修士論文作成までの標準スケジュール

修士論文の作成にあたり、2年間研究指導が行われます。
入学時に各自の研究テーマに対応した指導教員および副指導教員を配置し、個々の学生に適した履修指導、研究指導を行います。
副指導教員は、研究計画書や修士論文計画書作成、中間発表に指導教員とともに係わり、指導教員の研究指導を補助します。

前期課程1年目

専攻共通の基礎科目の履修により、他の研究分野の教員および学生との知的交流を深め、各々の研究分野に限定されない、学際的・多角的な視点を養います。

1年目の1月末までに、指導教員の指導のもと、修士論文のテーマを決定します。

同時に研究分野の基礎科目を中心とした授業科目の履修により、研究主題に必要な基礎的知識や研究手法の修得を目指します。 
4月 ・ 新入生全体および専攻オリエンテーション
・ 指導体制決定(指導教員及び副指導教員決定)
・ 履修登録
 履修指導(授業科目登録に際して、指導教員が指導を行う)
5月 ・ 指導教員より研究指導計画について説明を受ける
・ 研究計画書提出(研究目的、研究主題、研究方法)
 出願時の研究計画書をもとに指導教員と相談し、改めて作成
6月~ ・ 授業科目の履修とともに、研究計画を実施する。
10月 ・ 後期登録訂正
 履修指導(前期の成果を基に、授業科目登録に変更・修正が必要であれば、指導教員が指導を行う)
1月 ・ 修士論文テーマ決定

前期課程2年目

研究分野の専門科目や演習科目の履修により修士論文のテーマの深化をはかります。
また必修科目の指導教員による「論文指導演習I」「論文指導演習II」を履修し、修士論文計画書を作成し、具体的な修士論文作成指導を受けます。
 
中間発表では、指導教員および副指導教員をはじめとする専攻の構成員の講評を受け、修士論文の題目を10月中旬に提出します。
 
修士論文を1月下旬に提出します。
4月 専攻オリエンテーション
・ 論文提出申請および履修登録(「論文指導演習I、II」を全員が履修)
 履修指導(授業科目登録に際して、指導教員が指導を行う)
・ 指導教員より研究指導計画について説明を受ける
5月 ・ 修士論文計画書提出(論文の構想(構成、調査・実験の方法、参考文献)
・ 指導教員および副指導教員の指導
7月~11月 ・ 修士論文中間報告または中間発表
・ 指導教員、副指導教員他、専攻構成員より講評
10月 ・ 後期登録訂正
 履修指導(前期の成果を基に、授業科目登録に変更・修正が必要であれば、指導教員が指導を行う
・ 修士論文題目提出
1月 ・ 修士論文提出
2月 ・ 修士論文審査および最終試験

修士論文審査及び最終試験における評価基準

人間文化科学専攻

論文審査

論文審査

  • 研究テーマを選んだ問題意識とその意義づけが明確で、独創性があるか。
  • 目的達成のために、適切な材料、文献、および研究方法・アプローチの仕方を選択しているか。
  • 論理展開、文章表現、得られた結果の解釈が明確で適切か。
  • 関連する先行研究との位置づけが明らかか。
  • 研究の将来性、展望の広さはあるか。

最終試験

  • 研究分野の専門知識を修得しているか。
  • 資料精査力、資料読解力、問題分析力を身につけているか。
  • 研究成果を発信する表現力を備えているか。
  • 高度な専門的職業人として実社会で貢献できる能力、あるいは博士後期課程で研究する能力を身につけているか。

人間社会科学専攻

論文審査

  • 研究テーマを選んだ問題意識とその意義づけが明確で、独創性があるか。
  • 研究目的に沿った研究計画・方法が採られ、資料やデータの利用が適切か。
  • 研究倫理上の配慮は適切になされているか。
  • 論理展開および文章表現が適切か。
  • 関連する先行研究との位置づけが明らかか。
  • 研究の将来性、展望の広さはあるか。

最終試験

  • 研究分野の専門知識を修得しているか。
  • 調査研究力と問題分析力を身につけているか。
  • 研究成果を発信する表現力を備えているか。
  • 高度な専門的職業人として実社会で貢献できる能力、あるいは博士後期課程で研究する能力を身につけているか。

審査委員の体制

  •  修士論文の審査及び最終試験は、2名以上の審査委員が行う。

審査の方法及び項目

  • 修士論文の審査に当たっては、面接試験が行われる。
  • 最終試験は、修士論文の審査終了後に、修士論文を中心として、これに関連のある科目について、口頭または筆答で行う。

取得可能な学位

専攻 学位
人間文化科学専攻 修士(人間文化科学)
人間社会科学専攻 修士(人間社会科学)