准教授
フクシマ シンタロウ
福島 慎太郎
現代教養学部 心理・コミュニケーション学科 コミュニケーション専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 社会コミュニケーション学科
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- 主な担当授業・演習
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- 多文化コミュニケーション
- コミュニケーション研究法入門
- 1年次演習(コミュニケーション)
- 多変量解析
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 日本社会学会
- 日本社会心理学会
- Society for Personality and Social Psychology
- つながり・共生のメカニズムとこころの豊かさ
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- How do socio-ecological factors shape culture? Understanding the process of micro-macro interactions(共著, Current Opinion in Psychology, 2020)
- Cultural construal of wellbeing: Theories and empirical evidence(共著, Springer, 2015)
- Trust within a community is a double-edged sword: Trust has a positive individual-level effect and a negative contextual effect on subjective well-being(共著, Psychologia, 2019)
- Do you feel happy when other members look happy? Moderating effect of community‐level social capital on interconnection of happiness(共著, International Journal of Psychology, 2021)
コメント
グローバル社会の進展に伴い、誰とでも自由に関わりを持つことが可能になりました。しかし、実際に好んで関わりを持つ相手は自分と似た人であることが多く、思考や価値観の極化が進んでいることが示されています。さらに、世界各地での移民排除やインターネット空間上でのネット叩きや炎上にみられるように、思考や価値観が似た人たちが集まると、そこから外れた人を排除する力も働くことになります。
このような社会において、多様な思考や価値観を持った人たちと良好な関係を築くためのコミュニケーションのあり方を探求することが、教育研究活動の大きな柱となっています。多文化コミュニケーション分野が扱うテーマは多岐にわたり、そこでは1人1人が既存の研究分野の枠組みを超えた新たな研究分野を開拓しよう、という姿勢を持つことが大切になります。一連の教育研究活動を通して、皆さんがこれからの多文化社会で活躍するための多角的な能力を養う一助になりたいと思います。