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東京女子大学

教授

イエナガ マサキ

家永 真幸

現代教養学部 国際社会学科 国際関係専攻

研究キーワード

台湾政治 / 中国外交 / 国際文化論

研究分野

東アジア国際関係史

研究テーマ

第二次大戦後の台湾をめぐる国際政治について、中国の「パンダ外交」など文化的な側面に着目しながら研究してきました。最近は「自由」や「人権」といった政治理念が果たしてきた役割を調査しています。

コメント

台湾に行ったことのある人は、そこには「台湾」という国が確かにあったと感じたでしょう。しかし、現在の国際社会では、台湾を正式な国家と認めている国はほとんどありません。日本もアメリカも中国も認めていません。なぜそんなことになっているのか。この疑問に答えるためには、私たちが東アジアと呼ぶ地域一帯で、これまでに誰がどのような国を作ろうとし、どのような「国と国の関係」が結ばれてきたのかを丁寧に見ていくほかありません。
台湾について学ぶと、あなたの常識はおそらく大きく揺さぶられます。それまで普通に使っていた「日本」や「中国」という言葉が、一体何を指していたのか不安にもなってくるでしょう。でもそれは、あなたの世界の見方が深みを増したことを意味するのだと思います。台湾をめぐる問題に限らず、本学の4年間では様々な学問分野に触れることで、どんな難問にも向き合える柔軟な思考力を手に入れてください!

  • 主な担当授業・演習
    • アジア国際関係論Ⅰ・Ⅱ
    • 中国政治外交史Ⅰ・Ⅱ
    • 演習(国際関係)
  • 所属学協会・プロジェクト
    • 日本台湾学会
    • アジア政経学会
    • 日本現代中国学会
    • 日本国際政治学会
  • 書籍等出版物(単著・共著)
    • 『台湾のアイデンティティ 「中国」との相克の戦後史』(単著、文春新書、2023年)
    • 『中国パンダ外交史』(単著、講談社選書メチエ、2022年)
    • 『概説 中華圏の戦後史』(共著、東京大学出版会、2022年)
    • 『国宝の政治史——「中国」の故宮とパンダ』(単著、東京大学出版会、2017年;第39回アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞、第13回樫山純三賞学術書部門)