教授
マツシマ カズナリ
松嶋 一成
現代教養学部 国際社会学科 経済学専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 経済経営学科
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- 主な担当授業・演習
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- 経営学入門
- 経営戦略論
- 経営組織論
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 研究イノベーション学会
- 組織学会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 「公的支援プロジェクトにおける企業と研究支援機関の関与の影響」,『研究 技術 計画』,第34巻4号,2019年.
- 「民間R&Dに対する公的支援の間接的波及効果:NEDO追跡調査のデータ分析」,『研究 技術 計画』,第30巻3号,2015年.
- Effects of government funding on R&D performance leading to commercialization, International Journal of Environment and Sustainable Development, vol.12, no.1, 2013.
コメント
社会や経済に大きなインパクトをもつイノベーションは、何か大きな問題が起きた際に、それを解決するプロセスで生まれることが多くあります。と聞くと、当たり前だと思われるかもしれませんが、人や組織が困難に直面した際に、人々の知識が結集され、組織内外の資源が総動員されて、新しい技術や解決策が生まれる、そのプロセスが非常にドラマチックでもあり、興味深いのです。
コロナウイルスの問題に対しても、医療の分野では、新薬やワクチンはもちろん、新たな医療技術の開発や実用化が期待されています。例えば、遠隔医療のような、従来の分野を超えたところで起きる新しいイノベーションにも注目してみてください。問診をオンラインで行うことが当たり前になったり、遠隔操作で内視鏡を使用した手術を行う研究開発も今後は加速すると思います。これは、医学や薬学の分野のみならず、情報処理や通信の分野、ロボット操作の機械工学の分野など、様々な分野の技術が総動員されて実現します。
皆さんも関心のある社会や経済の問題に対して、特定の分野だけでなく、多角的にモノを見て考えることが今後は重要になるでしょう。そう考えると、他専攻の分野の講義も柔軟に受講しやすい本学の教育は、これからの社会で活躍する皆さんにとってまさにうってつけだと思います。