教授
ミツノブ シンヤ
光延 真哉
現代教養学部 人文学科 日本文学専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 人文学科 日本文学文化専攻
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- 主な担当授業・演習
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- 古典文学基礎演習(くずし字)
- 日本の文化(芸能)
- 古典籍調査
- 日本近世文学演習
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 日本近世文学会
- 日本文学協会
- 歌舞伎学会
- 芸能史研究会
- 東京大学国語国文学会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『未刊江戸歌舞伎年代記集成』(共著、新典社、2017年)
- 『大学生のための文学トレーニング 古典編』(共著、三省堂、2013年)
- 『江戸歌舞伎作者の研究 金井三笑から鶴屋南北へ』(笠間書院、2012年)
- 『江戸の声 —黒木文庫でみる音楽と演劇の世界—』(共著、東京大学出版会、2006年)
コメント
高校の古文学習で、江戸時代の文学に触れることはあまり多くないですが、江戸文学は、これからの時代に必要とされる「古典」として大きな可能性を秘めています。江戸文学はそれまでの時代の文学からインスピレーションを受けながら、それを作り替えることで時代に即した新たな価値を創出していきました。古典の再創造という今日的な課題を地で行っていたという点で、大きな示唆を与えてくれます。また、日本文化へのグローバルな関心がますます強まっていますが、衣食住その他の伝統文化にせよ、マンガを始めとしたポップカルチャーにせよ、直接的な源流は江戸の文学・文化に見出せます。今後日本が文化的なコンテンツを開発していく上で、江戸文学は無数の宝を秘蔵する宝物庫でもあります。古いものを活かして、どのように新しいものを創造していけばよいか、「温故知新」の発想力を江戸文学を通じて養いましょう。