准教授
オオエ ヒロヨ
大江 洋代
現代教養学部 人文学科 歴史文化専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 人文学科 歴史文化専攻
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 史学会
- 日本歴史学会
- 歴史学研究会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『アカデミズムとジェンダー 歴史学の現状と課題』(歴史学研究会編 分担執筆「女性が歴史学を研究するということ 日本編」、積文堂、2022年)
- 『「歴史総合」をつむぐ 新しい歴史実践へのいざない』(分担執筆、東京大学出版会、2022年)
- 「るろうに剣心×明治村」—歴史学とエンタメ歴史、還流の地平を斬り開く—」(単著、『歴史学研究』997、2020年)
- 『明治期日本の陸軍』(単著、東京大学出版会、2018年)
コメント
このページまでたどり着いてくださった高校生の方は、歴史がお好きでいらっしゃるかもしれません。
私も皆さんと同じ頃、魅力的で素敵な人物たちが躍動する幕末維新の歴史が大好きで、歴史学を学べる大学を探しました。
大学の歴史で、素敵な人物に肉薄したくば、彼ら、彼女らがどのような歴史的背景のなかで、生き抜いたのか、何に苦しみ、何に喜んだのか、その時代背景を多角的に分析することで、彼ら、彼女らを歴史に位置付ける必要があります。大学の歴史では、今では分からなくなってしまっている、彼ら彼女らの気持ち-皮膚感覚を、様々な史資料から再現し、これまで誰も気がついていなかった歴史的な意義を与えることを目指します。
ゆえに、歴史学では、出来る限りくまなく史料を探すこと、そのなかで史料は百読んで一しか使えないこと、先行研究や史料を多角的に検討すること、自分の歴史に対する問いと答えが先行研究と異なるなるものであるのか煩悶すること、といった経験をつみます。じつは大変!!ですけれども、がんばって過去の人々の考え方や出来事を再現しえた達成感や、ものごとをできる限り多角的に検討した経験は、学生さんがどのような職業に就こうとも、必ず将来の糧になると考えています。