教授
ヤマモト シンゴ
山本 真吾
現代教養学部 人文学科 日本文学専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 人文学科 日本文学文化専攻
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- 主な担当授業・演習
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- 日本語学入門
- 日本語史概論
- 日本語史演習
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- 所属学協会・プロジェクト
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- 日本語学会
- 日本漢字学会
- 訓点語学会
- 国語語彙史研究会
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『クレヨンしんちゃん国語ドリル「小学1年生 かん字」・「小学2年生 かん字」』(監修、双葉社、2024年)
- 『ドラえもん探求ワールド 漢字のひみつ』(監修、小学館、2023年)
- 『旺文社 国語辞典 第十二版』(編集、旺文社、2023年)
- 『図解日本語』(共著、三省堂、2006年)
- 『平安鎌倉時代に於ける表白・願文の文体の研究』(単著、汲古書院、2006年)
コメント
日本語と一口に言っても、若者語や女性語、敬語とさまざまです。方言のように地域によっても言葉遣いは違っています。さらに同じ人でも公式の場とプライベートな場では言葉選びを変えることがあります。このようにさまざまな言葉のチャンネルを私たちは持っているのですが、それは今に始まったことではなく、古くから存したと考えられます。
平安時代当時に生きたすべての人が『源氏物語』のような言葉を使っていたわけではないでしょう。お坊さんや庶民、また男性貴族の言葉、方言など、断片的に見つかる言葉の記録からこのような昔の言葉のチャンネルを明らかにしたいと思います。
また、日本語をみつめる視点は一つではありません。漢字や仮名、ローマ字、当時の発音、係り結びなどの文法現象、古語の意味、敬語、文体と多角的にとらえ、また当時の文化、生活、宗教との関係も見据えて考察することが大切だと思っています。