ワークショップの狙いと概要
東京女子大学キャリア・センターでは、2018年8月に1・2年次生を対象とした課題解決型ワークショップを実施しました。
当ワークショップはリーダーシップ育成や社会人基礎力(*)向上等を目的としております。
今年度は株式会社エー・ピーカンパニー(人気外食チェーン「塚田農場」等を運営。以下、エー・ピーカンパニー)よりお越しいただいた講師の主導の下、グループでの準備期間などを含めておよそ1か月間のワークショップとなりました。
『食でALL-WINを生み出すには?』という大きなテーマのもと、エー・ピーカンパニーの担当者になったつもりで企画を考えます。
初日はエー・ピーカンパニーの講師より講義を受け、日本の「食」事情に関する現状や課題、そのなかでエー・ピーカンパニーが行う事業について理解を深めました。その後、講師の提示する日本の「食」が抱える課題の中から、グループで取り組むテーマを話し合い決定します。学生が選んだテーマは「食料廃棄」「過当な低価格競争」「孤食」の3つとなりました。官公庁や自治体の公開する各種データなどを活用しながら企画を考え、各グループでおおよその形にしていきます。疑問点は都度講師に確認するなど、学年や専攻の違いに関わらず全員が活発に発言し、議論をすすめる様子が伺えました。
2日目は中間発表を行いました。夏期休暇中グループごとに協力して考えた企画を発表、他グループのプレゼンにも真剣に耳を傾け、鋭い質問も飛び交います。講師のフィードバックでは「様々な立場の視点で考えられているか」「ターゲットや手段の設定」「実現・持続可能性」「プレゼンテーションの方法」などの指摘がありました。これを受け後半はさらに企画をブラッシュアップし、プレゼンテーションの練習も行いました。
最終日である3日目は、最終プレゼンを行いました。どのグループも、前回のフィードバックを受けてさらに突き詰めて考えた企画を堂々と発表する姿が印象的でした。発表後には講師から「現実的に考えられており、すぐにでも事業化できるような案です」と高い評価を得ました。キャリア・センター長による総括と修了証の授与を行い、最後は全員で塚田農場のお弁当をいただきました。
今回のワークショップを通じて、学生達は社会人基礎力の他にプレゼンテーションスキルや分析スキルを身につけたと考えられます(社会人基礎力については【ワークショップの成果について】をご確認ください)。
当ワークショップはリーダーシップ育成や社会人基礎力(*)向上等を目的としております。
今年度は株式会社エー・ピーカンパニー(人気外食チェーン「塚田農場」等を運営。以下、エー・ピーカンパニー)よりお越しいただいた講師の主導の下、グループでの準備期間などを含めておよそ1か月間のワークショップとなりました。
『食でALL-WINを生み出すには?』という大きなテーマのもと、エー・ピーカンパニーの担当者になったつもりで企画を考えます。
初日はエー・ピーカンパニーの講師より講義を受け、日本の「食」事情に関する現状や課題、そのなかでエー・ピーカンパニーが行う事業について理解を深めました。その後、講師の提示する日本の「食」が抱える課題の中から、グループで取り組むテーマを話し合い決定します。学生が選んだテーマは「食料廃棄」「過当な低価格競争」「孤食」の3つとなりました。官公庁や自治体の公開する各種データなどを活用しながら企画を考え、各グループでおおよその形にしていきます。疑問点は都度講師に確認するなど、学年や専攻の違いに関わらず全員が活発に発言し、議論をすすめる様子が伺えました。
2日目は中間発表を行いました。夏期休暇中グループごとに協力して考えた企画を発表、他グループのプレゼンにも真剣に耳を傾け、鋭い質問も飛び交います。講師のフィードバックでは「様々な立場の視点で考えられているか」「ターゲットや手段の設定」「実現・持続可能性」「プレゼンテーションの方法」などの指摘がありました。これを受け後半はさらに企画をブラッシュアップし、プレゼンテーションの練習も行いました。
最終日である3日目は、最終プレゼンを行いました。どのグループも、前回のフィードバックを受けてさらに突き詰めて考えた企画を堂々と発表する姿が印象的でした。発表後には講師から「現実的に考えられており、すぐにでも事業化できるような案です」と高い評価を得ました。キャリア・センター長による総括と修了証の授与を行い、最後は全員で塚田農場のお弁当をいただきました。
今回のワークショップを通じて、学生達は社会人基礎力の他にプレゼンテーションスキルや分析スキルを身につけたと考えられます(社会人基礎力については【ワークショップの成果について】をご確認ください)。
実施日・場所・参加者
ワークショップの成果について(アンケート結果)
ワークショップの満足度
参加者の95%が「大満足」もしくは「満足」であったという結果となりました。自由記述欄には「サービスの価値をどう捉え、どう伝えていくかを考えることの大切さを学んだ」など、多角的な視点を手に入れることができたという回答がありました。
今回のワークショップを後輩にも勧めたいと思いますか?
75%の参加者が「大変そう思う」もしくは「そう思う」と回答し、大多数の参加者が本ワークショップによってよい経験を得られると考えていることがわかりました。
社会人基礎力への自信
社会人基礎力(*)で掲げられている項目をもとにアンケートを行った結果、全項目においてワークショップ参加前と参加後に「自信がある」と回答した数値に向上が見られました。全体の平均では19.82ポイント向上し、特に以下の項目において顕著な効果が見られました。
- 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力 (+34.74ポイント)
- 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力 (+29.74ポイント)
- 現状を分析し目的や課題を明らかにする力 (+29.74ポイント)
- 目的を設定し確実に行動する力 (+24.74ポイント)
また、参加後アンケートでは「自信がない」と回答した数値は全項目において10%以下でした。この結果からも、本ワークショップが参加学生の苦手意識を無くし、社会人基礎力全般の向上に役立ったことがうかがえます。
学生の声(一部抜粋)
- “働く”ことについてのイメージが今回の経験を通じてより具体的になりました。仲間と一緒に何か一つのことを作り出すことの楽しさや大変さなど、沢山のことを学ぶことができました。話し合いの進め方など、先輩から学ぶことも多かったので今後に生かしていきたいです。
- 今まで消費者側で視野が狭かったが、生産者側や自分の立場以外の顧客としての考え方を少し身に付けることができたと思います。今までいかに視野が狭いところで、考えていたのかが分かりました。もっとあらゆることに興味を持ち、多方面から物事を見られるようになりたいです。
- 今まで、生産者の置かれている状況について考えたことはなかったが、今回のワークショップを通じて、いつも利用するスーパーに並ぶ野菜をみるとその原価などを考え、生産者の生活について考えるようになった。また、All-Winという仕事のあり方やそのような方法で利益を出すことができることを知って驚いた。
- 社会にあるサービスには、価値がある。その価値をどう考えるのか、じぶんがどう伝えたいのかを考える事が、大切である事を学びました。そして、それが社会に出てやる事、仕事の本質ではないかと考えました。今回のワークショップで学んだことを様々な事に活かしていきたいです。
- 事業を立ち上げることの難しさや、ターゲット以外にも会社側にどのようなメリットが発生するのかについても一緒に考えて計画していかなければならないと感じました。