申込不要受付中締切間近終了
東京女子大学

トピックス

[グローバル]

創立100周年記念事業「挑戦する知性」プロジェクト 第4回東京女子大学タイ・ワークキャンプ

Fri.

創立100周年記念事業「挑戦する知性」プロジェクトとして、キリスト教センター主催第4回タイ・ワークキャンプが行われました。

動画による報告

概要

日程:2020年2月12日(水)~21日(金)
活動・滞在場所:タイ北部チェンライ郊外にある山岳少数民族の子供たちが住むメーコックファーム (メーコック財団)
参加者:学生18名、引率教員2名
活動企画:東京女子大学 キリスト教センター

活動目的

メーコックファームの子ども達と寝食を共にし、子ども達と思いっきり遊び、ワークキャンプで共に汗を流し、仕えること・捧げること(本学のSS精神)を、実践を通して学びます。小学校や少数民族の村や国境地帯(ゴールデン・トライアングル)を訪れ、異文化を体験します。お料理を手伝い、タイ料理を学び、日本語教室を行います。

プログラム

日付 内容
2/12(水)・羽田発 22:00 羽田空港集合
2/13(木)・羽田発
      ・バンコク
      ・MKF
00:20 タイ航空国際線にてバンコクへ
05:25 バンコク到着後、入国、乗り継ぎ
08:30 スマイル航空国内線にてチェンライへ
10:05 チェンライ到着、バスでメーコック財団(MKF)へ, オリエンテーション, MKF 資料館見学
2/14(金)・チェンライ県 終日  ミャンマー国境メーサイ、ゴールデントライアングル視察
2/15(土)・MKF
      ・チェンライ
終日  ボランティア・ワーク:畑の開墾(子どもたちと共に)
 夜   ナイトマーケット視察
2/16(日)・MKF 午前   礼拝
午後   子どもたちとレクリエーション(温水プールにて)
 夜   日本語教室
2/17(月)・MKF 終日   ボランティア・ワーク:畑の開墾
 夜   総主事アノラックさんのお誕生会
2/18(火)・チェンライ県 終日   ラオス国境付近のモン族の集落視察、国境の山プーチーファー訪問
2/19(水)・MKF 午前   日曜礼拝
午後   子どもたちとレクリエーション(温水プールにて)
 夜   日本語教室
2/20(木)・MKF
      ・チェンライ
      ・バンコク
午前  活動の振り返り
午後  バスにてチェンライ空港へ
15:05 スマイル航空国内線にてバンコクへ
16:35 バンコク到着
23:15 タイ航空国際線にて羽田へ
2/21(金)・羽田 06:55 羽田空港到着後、空港にて解散

参加者の感想

参加学生

心理・コミュニケーション学科2年
タイワークキャンプで取り組んだ畑の開墾は、草が生え土も見えない土地を耕して畑をつくるという慣れない作業に悪戦苦闘しながらも、畑ができ作物ができることを喜んでくれる人たちの顔を思い浮かべながらの取り組みでした。ワーク最終日に私たちがつくった畑を振り返った時の達成感は大きなものでした。子どもたちとの交流では、受け入れる雰囲気をもって私たちを迎えてくれている子どもたちの温かさが、交流するほどに感じられ嬉しく思いました。モン族の集落訪問では、決して豊かとは言うことのできない生活を強いられ、いまだに女性に対しての偏見もあることに歯がゆさを感じました。ここで挙げた以外でも、様々な経験を持つことができたことは、多くの人の温かい想いがあったからだと今実感しています。 私自身も温かい思いを持った与えることのできる人でありたいと強く思います。
人文学科2年
人の温かさ、多くの人とのつながりを感じた10日間でした。見たもの、聞いたもの、すべてが刺激的で、今までの自分の世界がいかに小さかったか痛感させられました。子どもたちはそれぞれ事情を抱えてつらい背景を持っているはずなのに、皆いつも笑顔で楽しそうでした。子どもたちの笑顔からたくさんの元気をもらいました。今回のワークキャンプで本当の意味でのSS精神を感じられたのではないかと思います。私たちがワークを通して作った畑にキャベツが実って、メーコックの人たちを笑顔にできたら、とてもうれしいです。そして19 人の仲間と一緒にタイでの時間を過ごせたことに感謝の気落ちでいっぱいです。
人文学科1年
タイワークキャンプで学んだことは本当に多くありました。畑の開墾では雑草が生えて土も見えなかったような土地で、一から畑を生み出すことの大変さと、達成した時の喜びを学び、タイの人の温かさと仲間の大切さも身にしみるほど実感しました。日本語教室での子どもたちはとても積極的で、私たちが日本語を教えると同じようにタイ語を教えてくれて、お互いに笑顔の絶えない日本語教室になりました。山岳民族の厳しい現状を知りショックを受けましたが、そのような背景があってもメーコックの子どもたちはいつも元気で幸せそうに笑っていて、メーコックファームを維持するために、アノラックさんが多くの苦労をしていて、その度に乗り越えてきたことを知りました。メーコックファームの皆さんと子どもたちに深く感謝するとともに、一緒に過ごした19 人の仲間にも心から感謝しています。
国際社会学科1年
モン族の集落を訪れた時メーコックの子どもたちの置かれている状況を知りました。子どもたちの眩しい笑顔の裏側に苦しく悲しい現実があります。日曜日の礼拝では、いつもは半袖短パンの子どもたちがお気に入りの服を着て嬉しそうに座り、牧師先生のギターに合わせて元気に歌う子どもたちが眩しかったです。様々な問題を抱えているけれども、神様の前では皆平等で愛されているということを子どもたちは分かっているのだなと感じ、思わず涙がこぼれてしまいました。ワークキャンプで得られたことは大きかったです。しかし大切なことはただ一つ、それは国が違っても言語が通じあわなくても貧困の中にいても、私たちは愛されているということ。メーコックの子どもたちは愛されることがどういうことなのかを私たち以上に知っているということを思い知りました。