教授
オオタニ ヒロシ
大谷 弘
現代教養学部 人文学科 哲学専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 人文学科 哲学専攻
-
- 主な担当授業・演習
-
- 西洋近代哲学史
- 現代哲学演習IA
- 人文学基礎演習
- 文理融合演習A
-
- 所属学協会・プロジェクト
-
- 哲学会
- 日本哲学会
- 日本イギリス哲学会
- 日本科学哲学会
-
- 書籍等出版物(単著・共著)
-
- 『道徳的に考えるとはどういうことか』(単著、ちくま新書、2023年)
- 『入門講義ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』』(単著、筑摩選書、2022年)
- 『ウィトゲンシュタイン 明確化の哲学』(単著、青土社、2020年)
- 『常識によって新たな世界は切り拓けるか—コモン・センスの哲学と思想史』(共編著、晃洋書房、2020年)
コメント
「石ころや棒切れと違って人間には心がある」「平等は大切だ」と言われれば、誰もが「当り前だ」と思うでしょう。しかし、「心って何?」「本当の意味で男女が平等な社会ってどんな社会?」と問われたら、明確に説明できる人の方が少ないでしょう。哲学とはこのような「当り前」をちょっと立ち止まって考え直してみる学問です。それは、我々の物の見方を根本のところで形作っている「世界観」を言葉にし、吟味する営みです。
哲学を学ぶことは、①他人から押し付けられた考え方や権威をうのみにするのではなく、自分の力で問い直す力、②自分の考えを言葉にして表現する力、③他人の主張を理解し適切に評価する力、を養うことです。すなわち、それは「批判的思考力」を身につけることです。充実した人生を送るための批判的思考力を身につけたい人、そして何よりも「当り前」が謎めいてくるときの知的興奮を味わいたい人。哲学専攻はあなたのための場所です!