准教授
モリ マユコ
森 万佑子
現代教養学部 国際社会学科 国際関係専攻
【2025年度〜】 現代教養学部 国際社会学科
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- 書籍等出版物(単著・共著)
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- 『韓国併合 — 論難を越え、再考する大韓帝国の軌跡(韓国語版)』(単著、The Open Books、2024年)
- 『韓国併合:大韓帝国の成立から崩壊まで』(単著、中央公論新社、2022年)
- 『朝鮮外交の近代ー宗属関係から大韓帝国へ』(単著、名古屋大学出版会、2017年、第35回大平正芳記念賞)
- 『ソウル大学校で韓国近代史を学ぶー韓国留学体験記』(単著、風響社ブックレット<アジアを学ぼう>、2017年)
- 『交隣と東アジアー近世から近代へ』(共著、名古屋大学出版会、2021年)
コメント
みなさんにとって韓国は、K-popに代表される華やかな国かもしれません。
しかし、一方で、韓国の若者は、日本の若者よりも政治や外交に強い関心をもっていると感じたことはありませんか?
韓国は国民の力で民主化を達成しました。民主化以前の韓国は、独裁体制で、自由に外国旅行どころか、夜間に出歩くことすら制限されていた国でした。本学で初めて韓国朝鮮研究ゼミを担当された故・池明観先生は、そうした韓国の民主化のために尽力されました。
韓国の独裁体制の背景には、朝鮮民主羲人民共和国(北朝鮮)との対立がありました。朝鮮戦争は、冷戦構造のなかで、同じ朝鮮民族どうしが戦争するという悲劇でした。
そして、それより前の時代、1910年からは日本が朝鮮半島を統治し、朝鮮民族としての誇りを保つことが困難な時期がありました。
私が主に研究対象としている時期は、この植民地期よりも前の朝鮮の歴史ですが、私は常に、その後の韓国・北朝鮮社会の歩みを意識しながら研究をしています。
現在の韓国社会や文化について理解をより一層深めるためにも、ぜひ一緒に朝鮮半島について学びましょう。