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東京女子大学

リベラル・スタディーズ

専門領域を超えて幅広い視点で物事を考える「知のかけはし科目」、女性の自己確立の基盤となる知識・能力を身につける「女性の生きる力科目」、キリスト教と東京女子大学の建学の精神を学ぶ「キリスト教学科目」の3つの科目群で構成されます。

知のかけはし科目【2024年度新設】

現代教養学部の専任教員総勢70名が担当する「知のかけはし科目」。正解のないビッグクエスチョンをテーマに、「人文社会横断型」26科目、「自然科学包含型」9科目を開講します。
従来の文系/理系といった枠組みや、個々の学問領域に捉われず、複数の観点を用いて創造的な解決策を導き出すことを目指します。

授業科目

  • 人文社会横断型 26科目(選択必修*1)
  • 自然科学包含型 9科目(選択必修*2)

「知のかけはし科目」一覧

 
こちらの内容は開講年度により変更になる可能性があります
   キーワード 開講例
2名の専門分野
人文社会横断型A 「心」 哲学・倫理学・ケアの哲学/
感覚知覚認知・デザイン心理
人文社会横断型B 「ことば」 現代日本語・日本語情報処理/発達心理学
人文社会横断型C 「平和」 日本近現代史/国際法・国際機構論
人文社会横断型D 「人と自然」 日本古代史/環境保全学
人文社会横断型E 「コミュニケーション」 博物館学・日本近世史/
インターネットの心理学・教育工学
人文社会横断型F 「イメージと表象」 中国近現代史・台湾政治論・国際文化論/コミュニケーション論・メディア文化・ジェンダーとメディア
人文社会横断型G 「思考の囚われからの解放を目指して」 教育社会学・歴史社会学/
社会心理学
人文社会横断型H 「イギリス」 英文学/西洋近世史
人文社会横断型I 「人権/human rights」 英語教育/比較政治学・ラテンアメリカ政治
人文社会横断型J 「ヨーロッパと人文学」 現代哲学・西洋哲学史/
西洋近代史・ドイツ史
人文社会横断型K 「ヨーロッパの文化遺産」 キリスト教学・キリスト教史/
フランス語・フランス文学
人文社会横断型L 「日本のキリスト教と国際社会」 キリスト教学・聖書学/
国際関係史・日本外交史
人文社会横断型M 「自然」 美学・芸術学/人文地理学・ジェンダー・地域社会
人文社会横断型N 「自己について」 キリスト教学(組織神学)/
文化心理学・発達心理学
人文社会横断型O 「アジア」 中国の文学と文化/アジア史
人文社会横断型P 「古典文学のこころとことば」 日本語史/教育心理学
人文社会横断型Q 「日本人の認識」 日本古典文学/
認知心理学・認知科学
人文社会横断型R 「現代思想」 ドイツ語・ドイツ文学/社会学史
人文社会横断型S 「家族」 西洋古代史/臨床心理学・家族心理学
人文社会横断型T 「開発とは何か」 文化人類学・アフリカ研究・グローバルヘルス/国際開発協力論
人文社会横断型U 「デザイン」 経営学/社会心理学
人文社会横断型V 「ダイバーシティ」 臨床心理学/多文化コミュニケーション・人間関係論・文化社会学
人文社会横断型W 「北東アジア」 韓国・朝鮮研究・近代東アジア国際関係史/韓国語・日本語と韓国語の対照研究
人文社会横断型X 「ヘルスケア」 臨床心理学・キャリア発達心理学/健康・運動科学
人文社会横断型Y 「命」 教育学/日本古典文学(中世)
人文社会横断型Z 「英語文学と日本語文学との交流」 20世紀英詩・モダニズム・カルチュラルスタディーズ/日本近現代文学・日本文学・比較文学文化
自然科学包含型A 「社会変容」 日本語教育・多文化教育・社会言語学/確率論
自然科学包含型B 「国際関係と科学」 計算化学・量子化学/
国際関係論・国際政治経済
自然科学包含型C 「自然現象」 素粒子論・宇宙論/英語学(統語論)
自然科学包含型D 「図形」 情報数理学/
日本古典文学(近世)・古典芸能
自然科学包含型E 「真実とは何か」 社会学理論・現代社会論/代数学
自然科学包含型F 「数理科学」 幾何学/情報ネットワーク
自然科学包含型G 「環境問題」 解析学/環境経済学
自然科学包含型H 「AI」 国際金融・国際経済/素粒子論・機械学習
自然科学包含型I 「数理モデル」 数値解析・計算機援用証明/国際法・国際機構論

POINTS

1.学び続ける姿勢を養う

知のかけはし科目では、異なる専門分野の教員の対話を通して授業を進めます。分野を横断して学ぶ過程や、学びが展開していく楽しさを教員とともに体験することで、学び続ける姿勢を身につけます。

2.授業の核は他者との「対話」

授業は、担当教員同士の対話だけでなく、教員と学生間の対話や、学生同士のグループワークによる議論など、さまざまな形での「対話」を交えたアクティブラーニング形式で進行します。自分の常識や専門が異なる他者と対話し、相互理解を深める能力を養います。

3.“What”ではなく“How”を学ぶ

この授業では、問いに対する「正解」を最短距離で導き出すことを目的にしていません。「○○とは何か」(=What)よりも「どのように考えるか」(=How)を重視し、正解のない問題にどのように取り組むか、自ら問いを立て問い続ける力を育みます。

4.4年間にわたる履修が必須

3年次以上で履修が必須の教育課程となっており、4年間を通して学びます。自身の専門を客観的に見直したり、別の学問分野のアプローチを参照したりすることにより、新たな気づきを得て、より幅広い視野で卒業研究に取り組むことができます。

この新たな試みに先駆け、この対談記事では、2名の教授がひとつのテーマについて共に向き合い思考を広げていく様子をお届けします。

女性の生きる力科目

女性の自己確立の基盤となる知識・能力を身につけます

女性学の知識やジェンダー的視点から社会・文化・歴史の諸相の理解を深める、女子大学の特徴を生かした科目群です。女性の自立的社会参加の基盤となる識見を養うことにより、現代の諸問題に向き合い、解決する能力を身につけます。また、女性の生涯の健康や、身体運動・スポーツに関する授業も展開。身体運動能力の向上を図るとともに、心身コンディショニング力や自己管理能力を養います。

授業科目

●…必修科目 ◯…選択科目
◯女性学・ジェンダーを学ぶ ◯女性のキャリア形成 ◯女性と社会 ◯女性のウェルビーイング
◯女性の起業 ◯日本国憲法 ◯ケンブリッジ教養講座 ●女性のウェルネス・身体運動
◯からだの科学 ◯発達と発育 ◯栄養と健康 ◯女性の健康科学
◯性と生命(セクソロジー) ◯女性の心身コンディショニング ◯スポーツA ◯スポーツB
◯スポーツC ◯スポーツD ◯フィジカルエクササイズA ◯フィジカルエクササイズB
◯フィジカルエクササイズC ◯身体表現A ◯身体表現B ◯身体表現C

キリスト教学科目

キリスト教の歴史や思想をもとに人間観、世界観、倫理観を養います

東京女子大学でキリスト教を学ぶことの意義を踏まえ、考える心を育てます。1年次では必修科目として建学の精神やキリスト教思想と聖書に関する基礎知識を学びます。2年次からの選択科目では、キリスト教の歴史や思想、キリスト教と芸術や社会との関わりなど、多彩なテーマを学べます。

授業科目

●…必修科目 ◯…選択科目
●キリスト教学入門Ⅰ ●キリスト教学入門Ⅱ    
◯キリスト教学概論 ◯聖書の世界 ◯キリスト教と倫理 ◯キリスト教の歴史
◯日本のキリスト教 ◯キリスト教の思想・文化 ◯キリスト教と諸宗教 ◯キリスト教と芸術
◯キリスト教と音楽 ◯キリスト教学講読